Ｊ (ページ18)

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イベント会場に到着すると

想像以上に人が多く

まわりの女の子達はオシャレで

可愛い子ばっかだった。

わたしだいぶ浮いてるけど大丈夫かな

なんて不安な顔をしていると

3人の男の人たちが舞台の上に登場した。

あ、ジン君。

その瞬間場内は一斉に

悲鳴に近い声につつまれた。

(すごい人気…)

舞台の上のジンくんはもっとキラキラしていて

手の届かない存在な気がしてならなかった。

「「今日はみんな楽しんでって下さい～」」

という声と共にイベントはスタートした。

このイベントはジン君たちと写真が撮れるみたいで

上でファンの人たちがどんな風に写真を

撮ってるのかも見えるから

メンバーと絡むたびに悲鳴が、あがる。

(私もその中の1人なんだけど)

私は写真はいいやと思って外に出ようとしたら

すごい人で列から抜けれない。

この状況だと私まで写真を

撮らなきゃならない大ピンチな状況。

(まってバレちゃうこのままじゃ)

とうとう私の番が回ってきそう、、

必死にカバンを探して見つけた

マスクをつけて

コートのフードを被った。

スタッフ「次の方～」

なんて声をかけられて行くと

3人が立ってこっちを見てる

(やばい、変な奴だと思われてる。)

スタッフ「どんな風に撮りますか？」

A「あ、えっと、相馬さんと...」

消えそうな声で伝えると

スタッフさんが相馬さんに話してる間も

ジンくんは私から目をそらす事はなかった。

相馬さんがニコニコして

手招きしてくれてるとこに

私はジンくんの顔は見ないで相馬さんの横に

並ぼうとした瞬間ジンくんが私の手を取って

抱きしめらるような形になった、

スタッフ「え？違いま、、」

「いいんです。この子は」とスタッフさんの声を

さえぎるようにジン君が言った

メンバーが困惑する中、時間もないのもあって

スタッフ「はい、撮りまーす」の声に

私の耳元で「家でいい子に待ってて」とだけ

ジンくんに言われた。

パチクリしてる私にスタッフさんが

スタッフ「はい。終わりでーす」という

声と共に私は出口に案内された。