【鬼滅の刃】彼氏は遊郭の常連らしい【伊黒小芭内】

常連五名 ページ7

伊黒side





…やってしまった…






人生最大の失態だ…






先日、恋人であるAと二人で調査へ向かった







それは良かった





任務とはいえ久しぶりの二人っきりの時間だ







だがしかし、場所が問題であった







_____遊郭






女どもは親しげに俺に近づいてきたが






一度、無理やり連れてこられて茶を飲んだだけ








疑われるような事は一切していない








蜜璃「あっ伊黒さん〜‼」






「甘露寺…どうした……？




それに胡蝶も…」









しのぶ「今少し、お時間大丈夫ですか？」





「…いや、今は……」






先にAに謝りにいかなければ…







しのぶ「…お時間、よろしいですよね？」








…断ろうとしたが






胡蝶の威圧に負けてしまい、胡蝶屋敷に連行された








「で、なんだ。話というのは」






しのぶ「言わないとわかりませんかね？」





蜜璃「Aちゃんのこと‼」









…もうAから話を聞いたのか…







だとしたらまずい






胡蝶と甘露寺はAに対して非常に過保護で







俺とAが付き合っていると知った時の二人は









……思い出しただけで身が凍る…








以前Aが異性に言い寄られていた時も








彼氏である俺より先に助けていた…







彼氏である俺よりも…








しのぶ「…遊郭の、常連だったんですって？」









「…違う。一度行っただけだ」







しのぶ「その一度とは？いつですか？」




蜜璃「Aちゃんと付き合った後？前？」








二人とも目が笑っていない…







「……後、だ」








しのぶ「へぇ〜〜〜(大声)





Aさんという素敵な彼女がいながら





遊郭に遊びに行ってたんですか〜〜(大声)」






「違う。俺は無理やり…」








蜜璃「でもAちゃんが遊女さんに




“貴方如きじゃあ伊黒さんを満足させれない”




って言われてた時、助けであげなかったのよね？」









「そ、それは……」








しのぶ「それは、なんですか？」







「…申し訳なく思っている」





しのぶ「……わかりました。ではこうしましょう」






そういうと胡蝶は紙と筆を取り出した





しのぶ「ここに名前を」





「？これは…」






しのぶ「誓約書です。



これから二週間、Aさんに近づかない




破った場合は即別れてもらいます」









は？

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