【鬼滅の刃】彼氏は遊郭の常連らしい【伊黒小芭内】

常連一名 ページ3

貴方side









御館様「それじゃあ頼んだよ、A、小芭内。」





二人「御意」
















ことの発端は三日前







鬼殺隊にとある情報が入ったことから始まった







遊郭に鬼が出た…と











「…遊郭か〜




前行った時はどんな所か見れなかったからな〜」







以前、上弦の陸との戦いの際





私が合流した時には既に兄鬼の方が登場しており






観光なんてする間も無く建物を破壊していた






「伊黒さんは⁇最近行ったりした⁇」








伊黒「…いや、久しく行っていないな」








ん？





なにかな？その間は…






「へ〜…」





伊黒「……なんだ…？」






「…べっつに〜」






伊黒「……任務が終わったら甘味屋に寄って帰ろう




Aの好きなあのみたらし団子の美味しい店だ」







「‼ほんと⁉嬉しい‼」







伊黒「……フッ」







あっ






笑われた






微笑む姿もかっこいいな〜…







なんて考えていると







伊黒「着いたぞ」






「‼わぁ……‼綺麗……‼」







そこには紅色に染まった建物に







色鮮やかな着物を見に纏った女性たち








「…凄い」





伊黒「…ぼーっとしてないで行くぞ」






「あっ、うん‼」






そそくさと歩く伊黒さんに





置いていかれないように足を進める私







すると





突然どこからか、黄色い声が響いてきた








女「キャ〜‼伊黒さんじゃない〜♡」








遊女であると見られる女は突然現れ、彼の腕を組んだ









「……は？」








突然のことに言葉が出なくなる









女「今日も来てくれたのね♡」




女「あらっ♡ほんとだわ〜‼



伊黒さん♡今夜こそ私を選んでくださいよ♡」





伊黒「……いやっ…」





女「も〜伊黒さんったらいつも無愛想なんだから♡」









どこからともなくやってきた女どもは






親しげに私の彼氏の腕を組み、ひっついている







今日も？









今度こそ？









いつも？









あれ？久しく行ってないって言ってませんでした？









「……伊黒さん？





説明、してくれますよね？」









伊黒「……その………」



























この時ほど焦った顔をした彼を見たのは







後にも先にもこれが最初で最後だった

常連二名→←設定

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す