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killing night 32 ページ33

「悪い、ちょっとだけA頼んでもいいか。」

その時のうらさんはやまだが元気になったのに苦しそうで病気的な顔色ではなかったが少し赤く、まさに余裕がなさそうな顔をしていた。

もちろんAのことだしうらさんの頼みだから断るはずもなく熱を出して倒れたAの側にいてやる。

でも、

(ええの…?俺がAとってまうよ?)

赤みを帯びたAの頬に手を当てる。

「なんで、昨日うらさんと寝たん…?」

眠るAが応えるはずもなく、その答えをわかっているくせにAに問いかける。

わかっているのだ。Aはうらさんではなくやまだを心配していたのだと、だから昨日はうらさんと寝たというよりか具合の悪いやまだと寝ていたのだと。

Aの方がずっと苦しいのに。

「坂田、あんまり一緒に居過ぎると坂田もうつされて熱出すで。」

「まーしー…」

「ええねん、Aが元気になってくれるんやったら俺がいくらでも苦しい目に遭ったって。」

俺は笑うAが好きだから。

「なー、まーしー。」

「んー?」

「俺らは、俺らの嫌いなもんは簡単に壊して簡単に殺せるのに、Aを苦しめるこんな病気は殺せへんのやろね…」

こんな彼女の顔を見続けるのはあまりにも酷だ。

「それは、俺らがやってることは人の命を奪うことだからな、これしか知らん俺らは命を救う方法なんていくら知らんのや。今、ここでAを殺したら多分こんな苦しい顔せんで多分楽になる。でも、坂田はそんなの嫌やろ?」


こういう時のまーしーは馬鹿みたいに優しい声で俺と話してくる。

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神楽 - いいですね〜!!もっとイチャついてほしいっす←更新頑張って下さい! (2018年11月4日 2時) (レス) id: b691fd4806 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うめた。 | 作成日時:2018年10月22日 22時

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