推しがまふまふくんを好きすぎる件について【男主】

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底辺仲間(エゾ)は本当に始めたばっかりの頃からの友達で、どうやったら人気になれるかを一緒に考えた人物なのだ。

エゾが居なかったら今の俺はいない。

最近人気の歌い手さんと被らないようにキャラデザ考えたり、閲覧の多い時間を考えて配信したり、どんなツイートをしたらいいねが多いのかとか、歌のどの部分をタグに使った方がRTが多いのかとか、ずっとずっと考えていた。

分かってるんだ。

どれだけみんなと仲良くしていたくたって、まふくんたちに会議誘われたら俺はそれに行ってしまう。

うれしいし、何より、アイツらに嫌われても怖くないが、まふくんたちに嫌われるのは怖いと思ってしまっている。

今まで追いかけてきたまふくんとやっと知り合えたんだ。

嫌われたくない。

ああ、どうしたらいいんだ。

まふくんたち以外だってそうだ。

会議を誘われたら断れない。

断れるわけないんだ。

だって俺より昔から歌ってみたをやっていて、人気のある人に会議やキャスや飯に誘われたら、行くしかない。

ネタ要員で突然突っ込まれて面白いこと言えとか、突然歌えとか、ザラな話だけれど、それでもそれが全部繋がりになる。

合唱やライブに誘われる可能性が増える。

気に入ってもらえたらコラボとかしてくれる人だっている。

そのわずかな可能性に底辺だった俺たちは掛けて毎日歌ったりキャスをしたりしていたのだ。

歌凸とか正直めちゃめちゃ根性いるんだ。

俺歌下手だし。

エゾの言うことだって理解できる。

理解できるけどさ。


「……とりあえず配信でもするか、」


現実逃避に配信使う俺ってどうなんだろう。

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