23 ページ24
大会当日。
「あ、ろじ。」
「う、うらたさん……!?なんでここに!?」
「キヨに誘われて?様子見?何お前出るの。」
「いや、なんか、知らないうちに出ることになってて……」
「まぁお前うまいしそこそこいいとこまで行けるんじゃね?」
底辺仲間に俺は一度もゲームで勝ったことがない。
若干ゲーム実況者が怖い俺であります。
ため息気味にそこそこに頑張りますと返事をしようとしたときである、うらたんの後ろから出てきたのはまふくん。
「ろ、ろじっくくん……!!が、がんばってね!僕、応援してるから。」
「必ず、必ずや優勝を勝ち取ってきますッ……!!まふくんのために!!」
「お〜〜効果抜群。」
そうして始まった大会。
普段なら勝てなそうな敵も、ちらっとまふくんのほうを見ると手を振ってくれるから俺は優勝に向かい突っ走る!!
準々決勝!!
当たったのは、ゲームがうまいイケメン。
お前ネットいる必要ねぇだろってレベルのイケメンである。
「蓮、お前結構頑張ってんじゃん。」
こ、この声と、俺を蓮と呼ぶネットの人間。
「え、お前が底辺仲間?お前が底辺仲間なの?」
「いつも通話ども〜。」
実は会ったことなかったのである。
ものっすごいイケメンで、俺の一個か二個上ぐらいに見える。
会場にいるリスナーさんから遠目に見たキヨさんの次に叫ばれていた男だ。
うらたん達はプライベートだからマスク掛けてるからのぞいてだけど、ものすごい人気だ。
。
「お、お前ものすごいイケメンじゃねぇか……」
「まぁ俺達が大会呼ばれた理由。顔だからな。」
「は?」
「大会って人あんまこねーのよ。だから一番確実に会場来る顔ファン付いてる俺達ってわけ。」
「なにそれ。聞いてない。」
「なんでお前歌下手なのに自分に固定ファン付いてると思ってんだよ。」
「俺のキャ」
「顔だよ。」
ぶん殴られた。
そんなに俺歌下手か。
そんなに顔しか俺にいいところはないのか。
そして俺はお前の顔がそんなにイケメンだったと言うことを知らなかった。
94人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ははは - うんこ! (2月17日 11時) (レス) @page41 id: d4b91f26aa (このIDを非表示/違反報告)
- えらそうな口調だなあ (2022年11月20日 12時) (レス) @page1 id: 1a5dff5938 (このIDを非表示/違反報告)
鳥 - ゆーいかがやったことは置いといて、文章力ひどくて読めたもんじゃなくて草 (2022年9月21日 17時) (レス) @page5 id: af8f7c5d27 (このIDを非表示/違反報告)
弧留(プロフ) - 中の人でも外の人でも良いけど好かれようと頑張ってるならそれで良いじゃん。人間嘘の仮面一つぐらい持ってるって。別にその人を庇うわけじゃないけど反省して自分を好きになってもらえるようまた努力してるんなら、良いと思うけどなぁ… (2022年8月17日 21時) (レス) @page41 id: ceeb257e0d (このIDを非表示/違反報告)
弧留(プロフ) - 今更言ったところで意味はないんだろうけど、ていうかその人はstpr入ってないよ、それはあくまでも赤くんと黄色くんと同じグループに居ただけでstprではない。クズ人間とか、やめた方がいいと思うけど盲目なりに待ってる?良い言葉じゃん、それを否定して馬鹿にするの? (2022年8月17日 21時) (レス) @page41 id: ceeb257e0d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2017年10月19日 23時