15話 引っ越し ページ20
『ん〜!……っし、起きるか』
何食おう?言うて今、腹減っとらんのよな
『望、今なんか食いたいのある?』
zm「………」
……?返事がないんやけど?どしたんや?
『望……?どした?』
zm「あ――――――――!!」
『?……うわぁ!!』
はっ?何?持ち上げられたって思ったら正面から抱き締められたんやけど?
『おいっ!どしたんや!?』
zm「大阪に戻りたくないよ――――!」
………は?大阪?
『急にどうした?』
zm「話聞いてくれるか?」
『まぁ……別にええけど……』
zm「俺なぁ、出張勤務で1年位こっち(東京)来とったんよ」
『ほうほう』
zm「それで今回、正式に東京の勤務先に就く事になってん」
『へぇー、よかったやん』
zm「確かにそれはええねんな?でも、東京に勤務するって事は、大阪から遠いねん……せやから引っ越さなあかんねんな……」
『あー……荷物とかが面倒臭いと……』
zm「そう!そういう事や!業者に頼むとしても結構掛かるし……」
なんだ、そういう事か……確かに面倒臭いなぁ……
『せやったら俺手伝うか?』
zm「ええんか!?」
『おん。どうせ暇だし。日にちさえ教えてくれりゃあすぐ行くで?』
zm「せやけど、二人で作業ってのも……いや、あいつら呼ぶってのは……でも大先生は会わせたくないし……(ブツブツ)」
うーん、むっちゃ迷ってんな………
とりあえず、呼べる人は……っと
……とりあえず、呼ぶだけ呼ぶか?
『望、引っ越しって何時するん?』
zm「あ?……来週の日曜やで……天月さんとかは呼ばんでええで!?俺が申し訳なくなる!」
くっそ、バレたか……
zm「……悩んでもしゃあないか……よしっ!」
『ん?決まったん?』
zm「メンバーに片っ端から声掛ける」
『そっか……来るとええな』
zm「一人位は来るやろ……多分(ボソッ)」
──────────────────
zm「うぃー……」
『どうやった?』
zm「鬱軍団はちょっと難しいと。ショッピ君に凛おる言うたら来ると即答された」
『とりあえずほぼ全員来れるんやな』
zm「まぁ、休みやしな」
初めて会う人もおるし、楽しみやなぁ♪
zm「よし、じゃあ二度寝しよか♪」
『は?いや、ご飯は』
zm「今、腹減っとらんねん」
『めずらしっ!』
zm「おやすみ〜」
……せやった、ここ、俺ん部屋や……まぁ、ええか
『……おやすみ』
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Glow box - あの…13話が2つ有るのは何か理由があるんですかね…いつも楽しく読ませてもらってます!なんなら3周目です!お体に気をつけて作品制作頑張ってください!楽しみにしてます! (2022年6月7日 22時) (レス) id: 938b65396b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レイミ(零花) | 作成日時:2022年1月9日 16時