Doctors-3JSB-GENE【２】

便秘(涼太) ページ21

涼太side








うーーん......



ここまで出ないのは初めて。





腰を曲げてお腹を抱えるようにトイレからでると




亜嵐「どうした？涼太お腹痛いの？」




割と鋭い亜嵐くんと遭遇してしまった。





もちろん分かってるよ


このまま放置してたらダメなことくらい。





涼太「あ...っ、と、トイレの中が寒くて.....」



亜嵐「そう？あんまり身体冷やさないでよ」




なんだか物言いたげな亜嵐君だけど



便秘だなんて知られたくないし


やっぱり恥ずかしいんだもん。






こんな風に、数時間前までは


まだ楽な方だったけど




んんーー


お腹がぎゅ〜っと絞られるように痛くなって


布団の中で耐えていた。






時計を見ればまだ朝の3時。



この時間なら皆寝てると思って


そーっとトイレに駆け込む。





直人「涼太？どうしたの、こんな時間に」



トイレから出た所で


次は直兄に遭遇してしまった。




肩に手を置いてゆっくり聞き出そうとする


直兄の優しさは充分に伝わってくるんだけど




涼太「びっくりしたー。な、直兄こそ、こんな時間に何の用事？俺はただ..っトイレ行ってただけだよ」



直人「ほんと？ん〜〜まぁ早く寝なよ」





結局トイレに行っても何の音沙汰も無くて


持ち合わせていた薬を水で流し込み



朝起きたら良くなることを願って眠りについた。

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