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出会いというのは突然に ページ7

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「ちょーーーぜつ気持ちよかった」


「ちょっと、こんな所でそんな話?」



職場の休憩室。会社の友達の夏芽は、うへぇと舌を出した。

「惚気話聞かせないでよ、ほんと。こちとら恋人も居ないのに」

「え、でもあの人ヒモだけど?」

「ヒモでも恋人は恋人でしょ。それに話聞いてる限り、それ限りなく主夫だから」

「主夫……」


いや、主夫ではない…と思う。めちゃくちゃ強いし。
ああ、でも、料理も洗濯も掃除もしてくれてるから、やっぱり主夫…?

傷はあるけど顔も良いし、めちゃくちゃ優良物件なのでは?
そんな男捕まえて、しかも丸くした恵ママすげぇ。
一体全体、あのすごく扱いにくそうな人をどうやって手中に収めたんだろうか?

死んだら、また荒れてしまうくらいに愛されてて。


果たして私は、彼にそこまで愛されることが出来るのかな。


そもそも結婚出来るの?伏黒くん産めるの?


結末を変える云々の前に、まずは、そこまで進められるかどうか、になるんだけど。

「あ、そういやあんた、実家に顔、出さなくていーの?」

「へ? 実家?」

「この間、『実家に顔出さなきゃ』って言ってたじゃない」


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「へぁ……でっか……」


休日。目の前に広がるのはテレビでしか見た事ないくらいの大きなお屋敷。
表札には『崇徳』の苗字。

恵ママ……………何者……??

呆然としていると、重厚な門がひとりでに開いた。

ずらっと並ぶ執事やお手伝いさんみたいな人たち。


「お帰りなさいませ、お嬢様」


「お、お嬢様……?」


またも呆然とする私を、お手伝いさん達は、なかなか強引にどこかへ連れて行く。あれよあれよという間に、私は上等そうな着物に身を包み、
そして部屋に案内された。

全くもって状況が理解出来ない。

すると突然、スパァンッと勢いよく障子が開かれた。
驚いてそちらを見てみれば、眩しいくらいの___



白、白、白



「___……あんたが崇徳A?」

「へ、ぁ……?」




そこに居たのは、真っ白な髪と、透き通るような青い瞳を持った少年。





紛れもなく、五条悟だった。

伏黒パパ落ち小説→←大人の男はずるい



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寧々 - すっっっっごく面白いです!!応援してます!更新楽しみにしてますね! (2021年3月27日 20時) (レス) id: 0428dcaa70 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - すごく面白いです!!続きが気になります!twitterの方も前から見てました!応援してます (2021年1月9日 14時) (レス) id: 9f4a8dbb0c (このIDを非表示/違反報告)
ポン酢 - めっちゃ面白いです!Twitterの方も見ました!更新頑張ってください! (2020年12月23日 19時) (レス) id: 28f9afe8b8 (このIDを非表示/違反報告)
うわあああああああああああ - めっちゃ面白いです!応援してます!頑張ってください! (2020年12月23日 16時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
もも - 最高です。 (2020年12月23日 16時) (レス) id: 7623a242cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨ノ | 作者ホームページ:   
作成日時:2020年12月22日 22時

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