目が覚めたら犬になってた【呪術廻戦】 (ページ5)

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パトラッシュ回避ページ5

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「そうだ。名前、どうするよ」

お腹も満たされ、私は五条先生の膝の上でうつらうつらと船を漕いでいた。

五条先生のお手手も気持ちいい…。

「あー、そうだね。何が良いかな」

「そもそもオスなの？メスなの？」

「確認すれば？」

…ん？確認？何の？

うとうとしていたせいでほとんど聞いていなかった。
え？待って。何をしようとしてるの？

待って＿＿＿！！

「あ、こいつメスだ」

…もう……お嫁に行けない……！

堂々と見られてしまった私は、もう色々と灰になってしまった。
いや、犬だけども。

裸だけども！！

「じゃあ名前も女の子で考えないとね。…たまことか？」

「いや、何かそれ猫っぽいしだせぇ」

「エリザベス」

「どう見ても和犬の顔でしょ」

「じゃあもうパトラッシュでいいよパトラッシュで」

最後は若干投げやりになる夏油様。
私、パトラッシュやだな。

すると、ここまで黙っていた五条先生が口を開いた。

「＿A」

「は？」

「Aが良い」

こいつの名前、と五条先生は私を撫でる。

うん、悪くない。

「ふーん、いいじゃん。ま、五条が拾ってきたしね」

「これからよろしくね、A」

硝子さんと夏油様がそう言った。

そして、五条先生は私を高い高いみたいに抱き上げて、笑う。

「今日からお前はAだ。＿よろしくな」

「わんっ！！」

こうして私のわんだふるなライフが始まったのだった。

＊＊＊
A
車に轢かれ死んでしまい、何故か犬に生まれ変わった転生者。
奇跡のバカとあだ名されるほどのバカ。
テンションの浮き沈みが激しいが基本テンションは高い。
適応能力も異様に高い。
高専で飼われることとなる。

好きな物はささみ

五条悟
現在高専1年
Aを拾った。
あまり動物に懐かれないので、懐いてくれたAを可愛がる。

夏油傑
現在高専1年
ささみでAのトップに君臨した。
ネーミングセンスはない。同じくAを可愛がる。

家入硝子
現在高専1年
Aの前ではタバコ吸うのをやめた。
やっぱりAのことを可愛がる。