検索窓
今日:1 hit、昨日:19 hit、合計:292,036 hit

彼氏彼女じゃありません! ページ14










「うーん、どこ行こっか」


「どこでもいいです」


「僕とならどこでも嬉しいってこと?」



ポジティブだなオイ。

どうでもいいってことだよバカ。


…っていうか、すごくいたたまれない。周りの視線が痛い。背の高い超絶イケメンが、こんな地味でダサい女連れてるのとか、もうすごくいたたまれない。


そんなことを考えていると、突然むぎゅっと鼻をつままれた。



「君、今すごいネガティブなこと考えてるでしょ。自分のこと、地味だとかダサいとか」


なんで分かったんだ。心読めるの? 最強だから心も読めるの…?

五条悟は大袈裟にため息を吐いた。



「自分に自信ないんだろうなとは薄々気付いていたけど、ここまでとは…」


呆れたように最強はそう言った。
うん、そのまんま幻滅してくれれば、それでいい。


…なのに、少しだけ、チクリと心が傷んだ。



「あの、私やっぱり_」


「そんなに自信持てないなら、僕が自信持たせてあげる」


「え?」


「_よし! 決まった! まずは服屋さんだ!」


「えっ、ちょっと待っ_!」



私の手を掴んで、歩き出す五条悟。
彼は顔だけこちらを向いて、自信満々に笑う。



「君を誰よりも可愛くしてあげる」


「っ……!」



この人、絶対、自分の顔がいいの自覚してるよな…!?


真っ赤になった顔を隠すように、私は俯いて、手を引かれるがまま、歩き始めた。




「どんな服がいいかなあ…。ほんと、スタイル良いからどんなのでも似合うよね」



近くの服屋に入った私たち。

五条悟は、あちこち服を物色して回る。
本来、服を見て回るはずの、女である私はその後ろをついていくだけ。


後ろからは、


「彼女の服選んであげてるのかな?」


「うっわー、超イケメン! あんな彼氏、羨まし〜!」


なんて、女性客の声が聞こえてくる。

彼氏じゃないです…!!
否定したいけど、変な奴だと思われるので何も言えない。


しかも。


「あは、彼氏だって。僕達周りからちゃんとそんな風に見えてんだよ」


ドヤ顔で最強がそんなことを言ってくる。
ちゃんとってなんだ。付き合ってませんから。


もうすでに、私の胃は穴が開きそうだった。


***
目が覚めたら犬になってた【呪術廻戦】

ギャグです。もしよろしければ!

!宣伝!イラスト集(リクエスト募集)→←ごめんね素直じゃなくて?



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (711 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2076人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

5 - え、ここで、、おわり、、!?!?いつか続き書いてくださいね!?!? (7月9日 16時) (レス) @page15 id: e73ffa8a04 (このIDを非表示/違反報告)
久遠(プロフ) - 続き読みたいなぁ…( とても面白かったです!!! (2022年10月5日 20時) (レス) @page15 id: d025dfcb18 (このIDを非表示/違反報告)
卯月(プロフ) - 続きが気になる!楽しみにしてます! (2021年10月19日 22時) (レス) @page15 id: f89089966a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - え?イケメェン。 (2021年5月11日 0時) (レス) id: 262b3e9786 (このIDを非表示/違反報告)
月花(プロフ) - 山田○○ですって言ったところから、ん?って思ってたらまさかの山田妹だったwwとても面白いです!! (2021年4月7日 14時) (レス) id: de8b53d880 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:雨ノ | 作者ホームページ:   
作成日時:2021年3月20日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。