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佑「アイツと一緒にいるの結構楽しい。ナナの存在自体が非現実的で刺激されるというか」
美「いや、良かったよ」
翔「ちょっと振り回されてるけど、さなぴー楽しそうだしね？」
謙「ふふ」
佑「・・・まぁね」
樹「今度ここ連れてきたら？」
樹の何気ないその一言に即答で「無理」と返事したさなぴーはやっぱり自分だけでナナさんを囲いたいようで。
謙「タルーレだけは絶対連れて行かないってずっと言ってるもんね」
佑「うん」
風「なんで？」
佑「お前みたいなのがいるからだよ」
風「ちょっと心外なんですけどー！」
そう声を上げた風磨にみんながどっと笑うと、樹が「あ、モロ」と俺越しにモロを呼びスマホを見せた。
翔「二人で遊んでんの？」
樹「お泊まりだと」
翔「へぇ(笑)」
謙「ユウちゃんミレイちゃん？」
樹「そう」
仲良く微笑む彼女たちの写真を樹のスマホからちらっと見て「二人の彼女仲良しだよね」と口にすると二人が笑った。
美「ん？」
樹「本人たちは戦友て感じだけど」
翔「研究に関してはバチバチに競ってた(笑)」
樹「分野違うのにね(笑)」
翔「仲はいいんだけど好きなことに関して夢中すぎるんだよね」
謙「だから、ミレイちゃん愛が重いのか」
翔「おいコラ」
樹「ふふ、まぁそうだよね？モロなのに不安になっちゃうんだから」
大「ユウちゃんもたまにあなたに困ってますけどね」
美「てか樹さ、いつの間にかあんな美女と付き合ってるけどいつどうやって知り合ったの？」
そう俺が口にすれば樹はモロと顔を見合わせて笑うと「最初にダブルデートしたよな！」と大きく笑った。
謙「あーしてたしてた(笑)」
風「懐かしいね、もはや」
樹「いや、あん時も楽しかったよね」
翔「うん」
樹「あん時はお前が留学するちょっと前くらいだったから、バタバタだったんじゃない？」
大「リリミュの真っ最中だったよそん時」
美「あ、え？」
そこにリリの彼氏がいるんですけど？と思って俺が口を閉じると、健人はふふっと笑って「あの後のリリはひどかったね？」と風磨に顔を向けて笑った。
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作者名：愛美
| 作成日時：2020年9月20日 2時
