4話目 ページ4
Aside
カラ松「…トド松と隣だったのは俺とおそ松だ」
カラ君が静かな声で答えた
その後お兄ちゃんが次の質問をする前に、続けてカラ君は言った
カラ松「昨日は確か11時に消灯して、俺が寝付いたのは確か深夜1時頃だ。
その時誰かがくることもなかったし、兄弟が立ち歩いてるところも見てない。」
この証言から、犯人の犯行は深夜1時以降だと言うことがわかる
おそ松「……んー。俺は11時に消すよーってなってからすぐ寝たから正直わかんねぇけど
あ、ほら。昨日トド松ってトイレ行くのに誰か起こした?」
A「トイレ?」
十四松「トド松はね、夜のトイレ1人で行けないのに絶対トイレ行きたくなっちゃう子だから誰か起こして行くんだ」
…トイレ………
一松「…俺その前の日に起こされたから、次起こされるとしたら多分チョロ松兄さんなんじゃないの?」
いち君の発言で、周りの視線はチョロ君にいく
チョロ松「僕昨日起こされてないよ。トド松がトイレに誰か誘ったとしたら僕以外の誰かでしょ」
……わかることは、これぐらいか
A「とにかくさ、明日からトド君を探すって言う行為はやめよう」
私がそう言うと、じゅし君は目を丸くして「なんで?」と聞いてきた
あつし「犯人は周りに言うと命はないって言ってたからね
よく考えるとそれは松野の命かもしれないし、俺達の命の可能性もある
俺達が変に目立った行動に出てしまうと、イコールそれが周りに「バラす」ってことになってしまう
苦しいけど、今は俺達以外の人には聞かずに仕事をしつつさりげなくいろんなところを探そう。」
…さすがお兄ちゃんだな、私の考えてること丸々お見通し。
命はないと言うことは、まだトド君は無事の可能性が高い
こっちが変な動きをしない限り相手はトド君を殺さないと思う。
一松「……そんなんで見つかるのかよ」
あつし「今やれることはやった方がいい。何もしないよりマシだ。」
こうして、私達は後ろ向きな気持ちにならずトド君を探した。
身近な人にはトド君が誘拐されたことを伝えるんじゃなくて、さりげなくトド君の話題を振って反応を見てトド君の何かを知っていないか判別した
トド君が行きそうな場所にも行って、写真を見せて「こんな子が来なかったか」と聞き回った
慎重に、誘拐のことは絶対内密にして
………
……それでも、トド君の情報は何も得られずに1週間が経った
______ゴトッ
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