2話目 ページ2
Aside
そして次の日
A「おはよー」
「おはようA」
私はバイトの為スタバァに来た
お兄ちゃんや他のみんなとトド君を探すと言ったのだが、トド君は私と同じバイトだから
もしもトド松が来た時に連絡してくれ、って頼まれた。
因みに警察にはまだ言っていないらしい。
まだ一日いないだけだからと言うこともあるけど、警察沙汰にすると近所から色々言われたり仕事にも影響してしまうからだとかなんとか
それにその程度じゃ今の警察は中々動いてくれない。ましてや成人男性だからな。
「トド松君どこ行っちゃったんだろうねー…」
A「うんー。心配だね。」
エプロンを着けながら友達と会話をしていた
………
……その時、私はあることに気がついた
A「…………ん?」
それはパッと目に入った
トド君のロッカー
A「…………
……ねぇ」
私は友達の肩をトントンと叩いた
「何?どしたの?」
…ロッカーを指差した
A「……トド君のパジャマ」
ロッカーの開け閉めするすき間には、六つ子のみんなが寝る時に着ているパジャマの裾がわずかに挟まっていた
「………え。あ、あれトド松君のパジャマなの…?」
友達は顔を少し青ざめさせながら私に問いかけてきた
私は黙ってコクリと頷いた
……胸騒ぎがする
A「………
…絶対おかしいよね……」
…だって、普通バイト先にパジャマを持ってきてロッカーに置いておくなんておかしい
ましてやトド君がいなくなったのは、朝起きてから
……パジャマがあそこにあると言うことは
A「……見て…みるね……」
…何かを察した私は、唾をゴクリと飲んで恐る恐るロッカーを開けた
______ギィ
A「っ…!?;;」
思わず後ろに後ずさってしまった
「な、何!?;どうした……
………の……」
友達が私の様子に驚いて慌ててこちらに駆け寄ってきた
「………
…あ
……あ…あ…………」
…友達はガタガタと震え、その場に尻餅をついた
A「………これ
…やばい………やばいよこれ……」
……身震いがした
トド君のロッカーには、確かにパジャマがあった
…でも、そのパジャマは
「………け、警察…前に……松野君達に連絡…っ…」
ボロボロに切り刻まれており、血飛沫のようにピンクの液体が飛び散っていて
…更にロッカーの中にばら撒かれていたのは
大量のトド君の写真だった
______
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