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潤くんがふわふわと笑った。
「……肝が座ってる？ふふ」
「思わね？黙ってじーっと相手が動くのを待つ奴ってある意味強くね？優しい人なら自分のしんどいの我慢して相手の居心地の良さ優先するでしょ？」
「……」
「少なくとも相葉くんはさ、人見知りだけど相手に気を使わせないように頑張ってる」
「うん」
「どうしても無理そうな相手だったら相葉くんは今日はやめとくねっていなくなるから」
ああ、よく見てくれてる。
雅紀くんが潤くんが人見知りって言ってたけど、それってもしかして。
「類は友を呼ぶってやつですね？」
「ん？」
「潤くんも人見知りって雅紀くん言ってた」
「いや、俺はどっちかというと図太い方」
笑いあってたら、潤くんが何回か頷いた。
「頑張り屋さん……」
「そうですね」
「君もね」
「いえいえ。私は人が好きだから！優しくもないし頑張り屋でもありませんよー」
「ほら相葉くんと一緒じゃん」
「いやいやそんな！私あんな良い人じゃなーい！」
潤くんがニコニコ笑ってる。
ああ、素敵だなぁ。
「ここでいい？」
潤くんは一軒のお店の前で足を止めた。
「あ」
「野菜食いたい」
「私もこの店好きです」
「マジ？」
「ここお野菜美味しいし玄米ご飯ももちもちしててー」
「食ったもので体はできるからね。食堂は……あんまり旨くないし……野菜少ないし……全体的にぬるいんだよな……」
「……ふふ。じゃあ私、明日からはお弁当にしようかな」
「あー、いいな、弁当」
潤くんがお店の中に入っていって、二人ね？って店員さんに声かけてる。
席に座る。
向かい合わせ。緊張。
「あの、もしよかったらお弁当作りましょうか？」
「いやいや、俺は普段打ち合わせがてら食いに行くことも多いからいいよ！」
潤くんがあはは！って弾けるように笑う。
「そうですかぁ」
「なんで残念そう？」
クスクス笑われてる。
「胃袋掴んじゃおうかなと」
「なにそれ」
ふふふ、って潤くんが笑いながら、メニューを開く。
「あ、彼女……結婚……」
「ん？」
「いえ……」
小さくなってメニューを眺める。
「日替わりランチにしようかな」
「日替わりランチかな」
あ。同じタイミングで。
店員さんにすみません、と声をかけて潤くんが日替わり2つね、と言ったあと、潤くんが改まった感じで口を開いた。
「聞いていい？」
「はい」
「相葉くんの片想いの彼女って、君？」
手に持ったおしぼりをぽとりと落とした。
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ゆいっと - 続きが気になってしゃーないぃぃ ほんまに面白いです♪ (2019年3月18日 0時) (
レス) id: 3d10d765a1 (このIDを非表示/違反報告)
媽媽氏(プロフ) - 二宮さんのファンタジーっぽいやつが今から楽しみでしょうがない、、、、、でもまずは完結に向けて頑張って下さいな！ (2019年3月16日 23時) (レス) id: 2fcaf6e388 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - すっごい私好みの展開でもうドキドキワクワクしてます。昨日まで、よしのさんの翔さんメイン(恋終わ)を読み返してキュンキュンしてました♪すごくよしのさんの翔さんに会いたくて…また行ってきます(^^) (2019年3月16日 18時) (レス) id: aab6d8833f (このIDを非表示/違反報告)
たまりん(プロフ) - ドキドキです。よしのさんの作品はどれも何度も読み返してしまうお話ばかりで、いつも楽しみにしています。あの作品のその後も見たいーと密かに楽しみにしています。 (2019年3月16日 9時) (レス) id: 73cb3c7af7 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 世の中に たえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし (2019年3月14日 14時) (レス) id: b226c79b2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よしの
| 作者ホームページ：
作成日時：2019年2月10日 13時
