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翌朝。
お弁当作ろうって思ってたのに、朝起きたらおばさんがもう作ってくれてた。
「ありがとうございます……」
「いいのよ、ついでだから。４人分作るのって大変ね」
どうやら私は明日からゆっくり寝れるらしい。
やったね！
「おばさん、体調はどう？」
「うん、大丈夫」
「仕事辞めればいいのに」
「そういうわけにはいかないよ、ただでさえお父さんにはお世話になってるんだから」
「でももうお父さんと夫婦なんでしょ？入籍、もうしたの？」
「とりあえず、ご挨拶しなくちゃね、親戚の方に。お許しをもらわないと……」
大人なんだから勝手にやればいいのに。
というわけにはいかないんだろう、きっと。
近所のひそひそ話にも耐えなきゃいけないし大変。
「ちょっと疲れたから、仕事の時間まで少し休憩させてもらうわね」
そういって、椅子に座って、はあ、とため息を吐いた。
顔色悪いなあ。
甲状腺の病気ってことは聞いたことがあるけど詳細は聞いてない。
ちょっと気になりながらも、コーヒー飲む？とかおばさんに聞いたりして、行く用意をしていたら、お父さんが起きてきた。
「おはよう」
「おはよ！ごはん、おばさんが作ってくれたよ、楽になっちゃうね、私たちー」
お父さんが笑って、おばさんを見た。
「具合悪い？」
「大丈夫」
あら？邪魔かしら。
新婚の二人、私たち子どもがいて邪魔じゃないかしら。
そろそろ学校に行こうかな、とお弁当を鞄に入れてたら、和くんがやっと下りてきた。
「早くしないと遅刻だよー」
「んー……」
伸びしてる。
だるだるのトレーナーから脇腹がちらりと見えた。
ぼさぼさの髪が目にかかって邪魔そうなんだけど、けだるい感じが妙にセクシーでちょっと怖い。
なぜ怖いと思ったのか自分が意味不明。
「……」
「おはよ……」
「ん、おはよ。もう行くの」
「うん」
「こんながっこ近いのにもう行くの？」
「うん、行ってきます」
「はーい……ふわああ」
あくびしてる。
なんだあの色気！
まずい、これ以上眺めてたら、魂抜かれちゃうよ。
慌てて玄関を飛び出した。
学校では、内緒にしようって言ったけど、多分、いろんなこと、もれちゃうよね。
一抹の不安を抱えながら、学校に向かう。
学校の近くで、松本先輩とばったり、会った。
「あ、先輩」
「ああ、Aじゃん、おはよ。ニノはまだ？」
ほらね、いきなり来たよ。
周りの子が、『え？』って感じで私を見た。
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なるちゃん(プロフ) - うわーん！ 涙涙、、、 カズくんがお兄ちゃんでよかった！！ (2018年1月29日 10時) (
レス) id: a1fe1fb9b8 (このIDを非表示/違反報告)
こずえ(プロフ) - こんばんは。いつも読ませて頂いてます。年の近い兄ってこんな感じなのかなって想像しながら読んでます笑 冷たくしてしまうお兄ちゃん…素直じゃないですね〜 これからどうなるのか楽しみです！ (2016年5月13日 23時) (レス) id: bf5dbd1af4 (このIDを非表示/違反報告)
るこ(プロフ) - こんにちは♪お兄ちゃんたらっ///本当に素直じゃないんだからと、悶ております♪今度はいつ、甘やかしてくれるのかしらん♪ (2016年5月13日 14時) (レス) id: c20acea42a (このIDを非表示/違反報告)
梨沙(プロフ) - お兄ちゃんのバカ！でも好きで好きで死にそうです。今日はどんなウィンクで殺しに来るのかと♪(´ε｀ ) (2016年5月13日 13時) (レス) id: e385bf4ae4 (このIDを非表示/違反報告)
ebi信号(プロフ) - 我のアホな行動、言動にズドーンと堕ちてた、けど、やっぱり読みたくなってしまう…(T＿T)ｼｭｰﾝ (2016年5月13日 13時) (レス) id: 76d9f58a12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よしの
| 作者ホームページ：
作成日時：2016年4月22日 14時
