働きマンとYouTuber２ (ページ44)

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第91話ページ44

MAHOTO-------

私は大丈夫！と笑っていたあいつ。
あいつはいつも、大丈夫と言って大丈夫じゃない

「親方、Aちゃんの分まで頑張ろうよ」
「そのつもりだっての、サグワに言われたくねー」
「うわ、ひっどい！」

何を企んでるか知らねえけど、俺は俺でやらせてもらう！
ステージはそりゃもうザワザワしていた
殆どは、Aの事気に食わない人だらけだろう
でも、俺はあいつとまたサヨナラする訳にはいかないんだ、本気で好きなんだ。

「今日は、お前ら皆に言いたい事がある。
噂になって騒がれている通り俺には彼女がいます
そいつは余り笑わないし、YouTube知らねえし、頑張り過ぎて倒れるし、髪色も派手ピアスも派手、墨も煙草も吸ってる野郎だ」

相馬、imiga、サグワにゆうこん、へきほーがステージ後ろで見守ってくれている
会場も同じく、静かに見てくれている聞いてくれてる

「本当は、このツアーもやるからないか考えた
でも、彼女が俺らの背中を押してくれた
絶対に、絶対に成功させてと、そしてお前らのためにも！この状況が、今の現状が気に食わない人は俺を嫌いになって構わない。でも彼女の批判中傷は辞めてほしい」

これが、これが俺の意見。
分かっていてほしいのは、Aの事。
会場が静まり返っている中でリスナーが
「私は2人とも大好き！」「頑張って！」って声ばかりで、俺はとても嬉しかった

A俺はやり切ったぞ。
あとはお前が、お前が頑張る番だからな。

「言い切ったな、マホト」
「ああ、これが約束だったからな」
「ライブも無事終わったしな」
「イミガ、明日暇？」
「え、暇だけどなんで？」
「行きたいところがあるんだ。」

マネージャー麻耶から送られてきたメール
それは、ファンクラブ会員にだけのメール
明日夜8時、ね。

「俺の彼女が、何かやらかすらしいからな」
「へえ、それは見ものだ。楽しみだな」
「ああ、終わったらツイッターで自慢してやる」

その会員メールは、俺だけ文章が違った
最後の最後に一言据えられていた

【お前の彼女が身体張ってんだ、来ないわけないよな、ワタナベマホト。】

麻耶からの脅しの文章だった。

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