働きマンとYouTuber２ (ページ36)

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第83話ページ36

【男だらけの晩酌会】

て言っても、俺としみつとまほっちゃん、てつやだけだけど
しばゆーとAちゃんは酒の飲み過ぎでベッドの上で仲良く寝ている

「で、としみつ何で東京来たんだよ」
「そうだぞ、連絡くらいしろよな、ビックリするわ」
「てつやには連絡しねーわ、まほっちゃんならしたけどな。急だったんだよ」
「急って、なんだよ？」
「Aちゃんに、会いに来たんだ」

俺は酒を少しずつ飲みながら本音をいう
てつやは、「なにふざけた事言ってんだよ」と俺の背中をペシペシ叩いているが、まほっちゃんは「ふーん」の一言、気に入らないんだろうな

「まほっちゃんは、何で寄り戻さない訳？」
「そうだよ、まほっちゃん。気になる！」
「あー…特に理由は無い。ただAの仕事の邪魔になら無い様にってだけだ」
「へー、なら俺がAちゃん頂きまーす」

俺がそういって酒瓶を掲げると、まほっちゃんにはぁ！？と言われる、てつやも同様だ

「YouTubeやってようが、仕事してようが俺は彼女を不満にさせない自信がある」

酒を飲んでいるから、恥ずかしい事だってポンポン言葉が出る、これはきっとAちゃんの前じゃ言えないだろう

「…ほー、だとよ、てつや」
「これは聞き捨てなりませんな、まほっちゃん」
「いきなり東京来て宣戦布告か？俺はまだな、諦めちゃいねーんだよ」

まほっちゃんも酔っている為、それが本当の事なのかは分からない、でも多分本音なんだろう

「これは男の勝負だな。」
「明日の動画、決定だな」
「東海オンエアとまほっちゃんの久しぶりのコラボ動画は、男の勝負だな。」

俺らは謎の握手を交わしてから、また楽しく酒を飲みだした
そして、俺らが酔い潰れて床で寝てしまっていた

「……大変だねAちゃん」
『…これ、ぶっちゃけリスナーさんが私の立場だったら、死んでもいいかもね』
「…いやAちゃんだからだよ、きっと。」
『そう、なのかな。』
「うん、この柴田が言ってるんだ、絶対そうだよ」
『……ありがとう、しばゆーさん』

こんな話をしていたなんて、俺ら３人が知る由も無かった

俺は目覚めると、スマホ画面がLINEで埋まっていた
その戦犯は東海オンエアメンバー、虫眼鏡である

「としみつ！今どこにいるの！」
「なんで連絡しないの！？」まるで俺のおかんの様だ、ムカつく野郎だ、この虫眼鏡って奴

『あ、おはよう』とAに挨拶されて
やっと頭が覚醒したのは、午後12時の事である

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