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暫くして審神者は楽しそうに走って遊ぶ短刀達を木の下で蹲って眺めていた。
その隣には薬研が座りその様子を見て、頭を撫でていた。
宗三「…貴方の霊力は、温かいんですね」
『……そう、なの？』
宗三「僕が嘘をつくとでも？霊力にもその人の性格とかが表れるんですよ」
あまり意味がわかっていないのか審神者は首を傾げて宗三を見つめた。
すると、宗三は目を逸らしてしまう。
宗三「貴方は優しいって事です。全く……」
一期「主殿は、辛い思いをしてきたのに、心が綺麗でとても…誰よりも優しい心の持ち主だと、私もそう思っております」
『……あり、がと…』
審神者はぎこちなくそう言うと、一期は微笑み宗三の耳は赤くなっていた。
薬研「そういえば、大将はいつまで眼帯を付けるんだ？」
大和「僕もそれ気になってた！ねー主、外して」
『ダメっ！』
大和守が手を伸ばすと審神者は身を引いて眼帯をする目を抑え、一期達はあまり声を荒げない審神者が荒らげたのを見て驚く。
審神者は首を何度も横に振る。
『ダメなのっ……』
加州「…どうして？」
『……ばけ、もの…だから…』
一期「主殿は化物ではありませんぞ？」
『…みんな、眼、見たら…呪われるって……化物って言った。みんな、離れていった……から』
審神者はもうそんなのは嫌だと首を横に振り、瞳に涙を溜めていると、薬研が頬を掴んだ。
薬研「俺っち達は大将がどんな姿だろうが、受け入れるぜ」
大和「そうだよっ！僕はどんな主も可愛いって思ってるし！」
宗三「あんな女の言葉になんて耳を貸さない方が良いですよ」
小夜「…そうだね」
一期「安心して、大丈夫です。ここには主殿の味方しかいませんからね」
乱「いち兄の言う通りだよ！」
厚「そうだぜ！」
審神者の周りにはいつの間にか集まっていた短刀達も｢大丈夫だ｣、｢安心してほしい｣と声をかけていた。
加州「だってさ、主。仮にも、主の事をそんな風に言う奴が出てきたら俺達がやっつけるから安心してよ。
主は、もう自由になったんだから」
薬研「もう、隠す必要もないと思うぞ？」
『……ん』
乱「ぼく、主さんの素顔が見たいな〜」
審神者は短刀達にも言われ、オドオドとしながらも眼帯を取る。
そして隠されていた瞳があらわになり、燃えるような赤い目とは対象に、静かで凛として真っ直ぐな青い眼。
双方が真っ直ぐに薬研達を見ていた。
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夢小説大好き - 泣きました。画面の前では大号泣です…ｽﾞﾋﾞｯ 小さな審神者ちゃんよ‟か‟っ‟た‟ねぇ‟！！素敵な作品ですね！更新頑張ってください！！ (2021年11月22日 18時) (
レス) @page32 id: 92d4b2d08c (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 続編、待ってます！ (2021年11月11日 6時) (レス) @page32 id: 28b6274f8d (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです！続きを待ってます！(*´ω｀*) (2021年10月2日 1時) (レス) @page32 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (2021年9月2日 2時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
?シアン?(プロフ) - 蘭奈(らな)さん» いつもコメントありがとうございます！ ほんとに更新のペースが遅くなったりなどして、迷惑をかけてしまいますが、どうかこれからも温かい目で見守っていただけたら幸いです！ほんとにありがとうございます、そしてこれからもよろしくお願い致します！ (2021年8月23日 21時) (レス) id: fbca4b02d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩こんぶ | 作成日時：2021年8月18日 23時
