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堀川「仕方のないって……どういう事ですか…?」


何を言ってるんだと理解が出来ていない堀川をこんのすけは真っ直ぐに見つめた。


堀川「まるで、主さんがこうなる事は決まってたみたいな…」

こん「一度、よく考えてください。この本丸は元々ブラック本丸へとなりかけていた場です。
確かに主様の霊力を感じれば前任殿とは違うのが分かります、害を与えようとしていない事も、全てです。

ですが、それでも中には感じても尚、審神者としてくる人間を信じられない方もいます。何故なら、その人間の審神者に深く傷をつけられ、私欲のために利用をされたから。

そんな彼等の新たな主となる方がその審神者の娘、となれば疑うのも無理はないでしょう」


こんのすけの話は、納得のできるものだった。
確かに、彼等があの小さな審神者を嫌うのも、このような事をしたのも理解ができる。

だが、それでも堀川はなぜ、あの小さな審神者を恨むのだと考えていた。


堀川「…確かに、理解はできます。ですが」

こん「堀川殿は、もしご自身が三日月殿達と同じ立場でもこのような行いはしなかったと、言えますか?

審神者から肉体的精神的に追い込まれ、仲間が折られていく姿を見ても尚、人間を恨まずにいられますか?」

堀川「それ…はっ……」


ムリだ、と堀川は気がつく。
そして堀川が口ごもっているとこんのすけは優しく微笑み、小さく頷いた。


こん「無理、です。わたくしでも人を信じる事が難しくなります。いくら、害のない優しい方なのだとわかっていても、心の奥底では疑うのを忘れません。

どんなに良い人でも、人は何かを理由に突然変わってしまいます。それを知っている三日月殿は、その可能性が無いとしてもいつか前任の様に変わるのではという可能性をすてられず、疑い今回の様な事態を起こした……であっておりますか?」

三日「あぁ……全て管狐の言う通りだ。幼子には悪い事をしたと思ってはいるだが、俺達には知る必要があった。例え、あの幼子が無力であったとしてもだ。

二度と同じような事が起きぬように、同じ思いをしないように」


三日月と堀川の間には微妙な空気が漂う。
そして、暫くお互いがお互いに見つめ合うと、堀川は大きなため息をついた。

目元を手で多い、がくりと肩を落として顔は下を向く。

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夢小説大好き - 泣きました。画面の前では大号泣です…ズビッ 小さな審神者ちゃんよ‟か‟っ‟た‟ねぇ‟!!素敵な作品ですね!更新頑張ってください!! (2021年11月22日 18時) (レス) @page32 id: 92d4b2d08c (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 続編、待ってます! (2021年11月11日 6時) (レス) @page32 id: 28b6274f8d (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです!続きを待ってます!(*´ω`*) (2021年10月2日 1時) (レス) @page32 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (2021年9月2日 2時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
?シアン?(プロフ) - 蘭奈(らな)さん» いつもコメントありがとうございます! ほんとに更新のペースが遅くなったりなどして、迷惑をかけてしまいますが、どうかこれからも温かい目で見守っていただけたら幸いです!ほんとにありがとうございます、そしてこれからもよろしくお願い致します! (2021年8月23日 21時) (レス) id: fbca4b02d3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:塩こんぶ | 作成日時:2021年8月18日 23時

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