11 ページ11
H「ほんとに慎には言わなくていいんだな？」
『はい、もう決めたので』
H「俺はAの意見を尊重する
とりあえず、産むのか決めるまでは休養しなさい」
マ「スケジュールはどうにかしておくから、
ゆっくり考えなさい」
『はい、本当に申し訳ありません』
私はその日から1歩も寮から出ず、ひたすら考えた
どうする事が1番最善の答えなのか
もう逃げない、自分からも、この子からも
約束の3週間後がやって来た
コンコン
『失礼します』
先「こんにちわ
まずは赤ちゃんの様子、見てみましょうか」
診察台に横になり、エコーで自分の子どもを見つめる
『先生、どうですか？』
先「うん、元気に呼吸してるわ
力強く生きてる」
『先生、私、決めました
この3週間いっぱい悩んで、いっぱい考えました
私、
この子を、、、
産もうと思います
16歳だし、父親もいないし、
でも、こんなに強く生きているこの子を
私、元気に産んであげたい』
先「よく決断したわね
お母さん」
そう言って先生は笑顔で私を抱きしめてくれた
その瞬間今まで通り溜め込んでいたものが全て
涙として溢れ出た
ごめんね、赤ちゃん、こんなに弱いお母さんで
でも、きっと、元気に産んでみせるからね
先「お仕事は？学校もどうするの？」
『仕事はまだやり残したことが多すぎて、
諦めがつかないんです
だから、この子は、養子に出そうと思ってます
学校も出来るだけ早く戻りたいと思ってます』
先「養子を選ぶのね
決して軽い考えじゃないのはよく分かったわ、
でも、貴方はまだ16歳、
言いにくいけれど、もしもの事をきちんと考え
ておくこと、決して楽な出産なんてない
赤ちゃんだって、頑張るんだから貴方も最後まで
諦めないこと、これだけは約束してちょうだい」
『はい、私、この子と一緒に頑張ります』
先「私たちも精一杯サポートするからね」
『よろしくお願いします』
産むと決心したその日の夜、私はたった1人のお母さんに電話をかけた
『あ、もしもしお母さん？
私、A、今いい？』
母「うん、大丈夫だよ、どうした？」
『あのね、実はね、私、妊娠したの』
お母さんはなんて言うだろうか、、、
怖かった
助けて慎、、、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 82人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あおい(プロフ) - この作品好きです！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2017年3月23日 9時) (
レス) id: c37f2f2832 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 名字が変換されないのですが、どうすればいいですか？ (2017年2月27日 17時) (レス) id: f43ebd5e36 (このIDを非表示/違反報告)
のん - オリフラはずした方がいいですよ！ (2017年2月27日 17時) (レス) id: f43ebd5e36 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆぅちゃん | 作成日時：2017年2月27日 15時
