ー輝いていてー【名前変換オリジナル】

１２． ページ12

「え！そうなんだ！凄いね、Aもそう思うでしょ？」





「あ、うん。」





私は始まってからずっとこんな感じ。





会話についていけなくて、ふられたら相槌を打つだけ。





面白いことも言えないし、話すのが得意なわけでもない。






(帰りたい‥‥)






私はどうしようのなくつまらない人間なのだ。






「あ、もうこんな時間‥‥」





かれこれ軽く話し始めてもう2時になっていた。






‥‥‥4時間もしゃべってたのか。






「ね、この後カラオケ行かない！？さっき歌上手いって言ってたし！」






「それいいね！」





私はもう行きたくなくて、藍佳にこそっと耳打ちした。





「私、この後用事あるから帰るね。」






藍佳に申し訳なかったけれど、私は精神的に疲れた。






「あ、わかった。‥‥ゴメンね、無理矢理付き合わせて。」





藍佳が申し訳なさそうに言ってくれて、少し嬉しかった。






「大丈夫、また月曜日、」






とだけ言って、私はカラオケに行くみんなとは逆の方向に行った。






「はぁ‥‥」





どうして私はこんなに喋るのが苦手なんだろう。





藍佳や海瀬さんみたいに明るく話せればいいのに。






(‥‥自分で自分が嫌になってくる。)






少しブルーな気分で、トボトボと歩いていた。





すると、






「Aー」





と聞こえた‥‥気がした。






(周りにはたくさん人がいるし、空耳かも。)





そう思って再び歩き出した。






「Aー」





また聞こえた。‥‥‥Aさんっていう人が他にいるんでしょ。





気にせずに歩いていると、





「A！」





誰かに肩をたたかれ、思わず驚いた。





「はい！」





「そんなに固くなるなよｗｗ」





振り向くと、さっきカラオケに行ったはずの荒垣君がいた。






「さっきから呼んでたんだけど、気付かなかった？」





あ、さっきから呼ばれてた気がしたのは、本当だったんだ。





「ごめんなさい、まさか私だとは思ってなくて‥‥」





「謝らなくていいよｗ、俺が勝手に引き留めただけだし。」






と笑いながら言ってくれた。





‥‥本当に性格のいい人なんだろうな。





「‥‥私に何か？」





さっきカラオケに行ったはずじゃ‥‥






「あぁ、俺、カラオケとか苦手だからさ、俺も帰ろうと思ったらAさきに行っちゃうし。」






「‥‥なんかごめんなさい、」









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変なところで切ってすみません！

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