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「おいタクミ!何してくれてんだよっ!」
俺はあのあと、タクミに向かって肩で息をしながら聞いた。
「んー?だって、ライバルの手から守らないとだろ、乙女な駿君w」
「お前…」
また笑いをこらえきれていない。
「でもさ、」
ふっと笑うのを止めて真剣な表情で口を開いた。
「それくらいしないと、男として見られないぜ?」
はっとした。…そうだよな。いつまでもただの幼馴染としか思われないのも俺の意気地かないのもあるかもしれない。それくらいはしないと、
…ごめんA。お前の恋は応援できない。
俺はお前の恋人になりたいんだ。
Aside
「A、すごいって!うちのクラスのモテ男子2人も来るなんて!」
葵衣が興奮気味に話してきた。
ちょうどよかった。駿にいろいろ聞きたいことがあったんだ。
「駿ー」
いつものように部屋の窓から入る。
「…何。」
うわー不機嫌。
「あのさ、男子って、どんな格好が好みなの?」
「…は?」
眉をひそめて何言ってんだこいつ、みたいな目で見られる。でも、慣れてるんだよねー
「だからーどんな格好で行けば印象よくなる?」
すると、駿が何かを閃いたような表情をした。
「普通にパーカーとパンツとかでいいと思う。あんまり化粧とかしていくと、やる気ない奴だと思われるぞ。」
…た、確かに…
「…分かった。」
「……えは、……けど。」
「え、何?」
駿が何かいったような気がしたけど、本人は顔をほんのり赤らめて何でもない、といったもんだから、そんなに気にしなかった。
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あや - ミナさんの小説とても面白くて大好きです!本当にありがとうございました!これからも読ませていただきます! (2020年5月29日 11時) (レス) id: c76ac59f23 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ - 同じ名前の方が作者さんだったのでなんとなく読んでたらすごいキュンキュンしました、ニヤニヤ止まらない (2019年4月2日 3時) (レス) id: 290d7994a1 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 緩芳さん» やっとテストが終わって‥‥更新できます!多分(笑) 両立できるように頑張ります! (2018年5月27日 20時) (レス) id: bbafda29f4 (このIDを非表示/違反報告)
緩芳 - テストお疲れ様です!大変ですよね。よく分かります。これからも、勉強と更新頑張って下さい!! (2018年5月27日 12時) (レス) id: c0887ec13b (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - まぃりぃさん» ありがとうございます!(^▽^)/ これからも頑張ります! (2018年4月30日 11時) (レス) id: bbafda29f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミナ x他1人 | 作成日時:2018年3月8日 21時