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『湊A、本日より復帰です...！！』
体育館にいる部員たちへ向かって、ココ最近でいちばん大きな声を出した。
久しぶりにこんな大きい声を出したから、なんだかドキドキしていた。
赤木「ん？おお！Aか、よく来たな。」
木暮「久しぶりだね、調子はどう？」
先輩方2人は以前のように明るく振舞ってくれた、それが今の私にとっては、とても有難いことで。
宮城「ちーす」
「うーっす」
体育館の入口で先輩方とお話していたら後ろからまた次の部員が来たみたいだった。
宮城「お！！！A！！！！！」
『久しぶり、デス。』
宮城「髪切ったなら言えよなー、学校も来ねえで部活だけとは。」
『先生に許可貰ったもん。』
「おー、新入生？初めて見る顔だな」
私よりも20cmほど背の高い人に話し掛けられる、何か聞いたことのあるような声してる。
お互いに初めて見る顔だった。
『えと、2年の湊Aです。
ちょっと事情があってここ何ヶ月かはお休みしていたので、初めまして。』
ぺこりとお辞儀をすると、彩子が突っついてきた。
彩子「ちょいちょい。
この人、アンタの好きなミツイさんよ」
『ちょ！！！』
「す、！？！！？」
宮城「オイ聞いてねえぞA！！！」
『ち、違うって！！違くないけど、！！
その、ただのファンです！！！！』
どんどん混乱してしまう頭、言い訳を探してもこれしか見つからないとは無念...。
「み、三井寿だ、ヨロシク。」
『宜しく、です。』
お互いに少し顔を赤くして挨拶を交わす。
恥ずかしくなり顔を直視出来ず視線を下げると、膝にはサポーターが巻いてあり彼が怪我からまたここへ戻ってきたんだと実感した。
それが嬉しくてなんだかドキドキして、この日の部活は特に危なげなく終えることが出来た。
久しぶりだったということで、モップがけをしながら色々なことを話す。
1年生のこと、この前の陵南との練習試合のこと、そしてこれから始まるインターハイ予選のこと。
宮城「なぁ、Aもう動ける？」
『動ける、とは...？』
宮城「1on1、してえなって思って。」
コイツ、今私たちがモップがけをしているというのに。
『.....ちょっとだけ、ね。』
彩子「無理そうなら私が止めるよ」
そうして、3ヶ月ぶりぐらいにボールに触る。
『やっぱ男子用はデカいな。』
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HAL(プロフ) - ネコさん» ネコさんありがとうございます…、気づいた時めちゃ声出ました、、音で覚えてちゃ行けないですね……！！！ (2023年1月28日 14時) (
レス) id: dd7884e58b (このIDを非表示/違反報告)
ネコ - いつも楽しく読ませてもらっています。面白いです、藤真さんのまは、真じゃないでしょうか？間になっていますよ。更新楽しみにしています。 (2023年1月28日 11時) (レス) id: 424c5bcf0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HAL | 作成日時：2023年1月21日 19時
