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ｰｰｰ翌日ｰｰｰ
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ
『あー、今終わったの4時間目かと思ってた、まだ3時間目だお腹減った〜〜〜！！』
「とか言って、全然授業聞いてなかったじゃん」
『あはは、バレてた？』
「先生、アンタのことガン見してたかんね」
『マジぃ？』
大分以前と同じように戻ってきた私の日常、今日も隣の席の友人と下らない事を話す。
「あ、次の時間途中抜けれないやつだ、トイレ行ってくる！」
『いってらっしゃーい』
私も次の時間用意しないとな、それにしても廊下は今日もうるさい。教室にいる方が静かで心が落ち着く。
ｺﾝｺﾝ
次の時間に使う教科書を探すべく机の中をガサゴソしていたら私の右隣の窓ガラスが叩かれる音がした。
『ん？…あ！』
「よっ！」
『どしたんですか、教室移動？』
「そうそう。ウワ、本当に宮城と同じクラスなのか」
『そーですけど、？』
「湊、席窓際だって言ってたの思い出してさ。
今日部活も来ないんだし顔みとこうかと思って」
『なるほど、そゆことでしたか！』
「ホントに海南行くのか…？」
『行きますよ？』
うーうー唸っている、わざわざ休み時間に後輩の所までする事がそれとはとても興味深い。
「あー、じゃあ今日の昼休み！空いてねえ？」
『空いてますけど、何でしょう？』
「バスケしよう、湊のシュート見ないと落ち着かねえ」
『え、お昼ごはん……』
「やべ、チャイム鳴っちまう、じゃ弁当持って体育館な！！！
これやるから頼む！」
『はぁ……』
走っていってしまった、嵐のような時間だった。
「今の、彼氏？」
隣の席の友人、お手洗いから帰ってきたみたい。
『彼氏？！いやいやちがうよ(笑)
部活の先輩、あの人が三井さんだよ？』
「え"っ、そーなの？！
めっちゃ爽やかだったけど、ホントにグレてたのかな…」
『さぁ？』
「それより、何貰ったの！」
咄嗟に差し出した手、なんか小粒のお菓子貰ったみたいだけど……
『チョコかな？』
「わ、青春。」
『茶化すな！！！』
『それにね、三井さんはそういうんじゃないんだ。』
「そなの？」
『うん。今のところは、ね。』
ﾍﾟﾘ
包装を解いて中身を口に突っ込んだ、ずっと握っていたんだろうか。少し溶けていた。
『あま。』
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ
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HAL(プロフ) - ネコさん» ネコさんありがとうございます…、気づいた時めちゃ声出ました、、音で覚えてちゃ行けないですね……！！！ (2023年1月28日 14時) (
レス) id: dd7884e58b (このIDを非表示/違反報告)
ネコ - いつも楽しく読ませてもらっています。面白いです、藤真さんのまは、真じゃないでしょうか？間になっていますよ。更新楽しみにしています。 (2023年1月28日 11時) (レス) id: 424c5bcf0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HAL | 作成日時：2023年1月21日 19時
