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ｷﾞｨｨｲｲ
次の日、私は学校の屋上にいた。
教室はやっぱり息が詰まってしまって、人もたくさんいるし何と言っても授業時間内はどこへも逃げられない。
あの独特な喧騒も人の密度さえも苦しくなってしまって抜け出してきてしまった。
『.......まだ、怖いな。』
風に吹かれながら、拳をギュッと握りしめた。
あの時のことはもう思い出したくないけれど、最近はどうにも思い出すことが増えた気がする。
外に出始めたからというのもあるけれど、きっとその理由はもっと違うもので。
『寝ちゃおうかな.....』
それでも、屋上で眠ろうと思えるぐらいには心も回復していた。
『.....』ｽｩ
すっかり眠ってしまった私は、後から入ってきた人に気づくこともなくぐっすりだったという。
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ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ
終業の鐘が聞こえてきた、それになんか右側温かい。
え、温かい...？
『、！？！』ｶﾞﾊﾞ
「お、起きた。」
『えと、...？』
「久しぶりに屋上来たら湊寝てたから。」
『あの、肩借りてましたよね、すみません思いっきり...』
「あのままだったら床で大爆睡しそうだったから、気にしなくていいぜ」
三井さんだった。ハハハって笑いながら床に倒れ込みそうになっていた私の隣に座った経緯を話してくれた。
『今、何時か分かりますか？』
思ったよりもしっかり眠ってしまった気がする、時間過ぎてるんだろうな...
三井「これから部活の時間だぜ、一緒に行こ」
『は、はい。』
ニコっとした顔がやさしくて、でもまだ少し怖くて。
三井さんは大丈夫だと、心は少し許している様子だったが体だけはまだ少し拒否反応を示していた。
三井「今日、練習終わったら何本かシュート打ってくれねえか？」
2人でとぼとぼ教室に向かっていると、三井さんからの提案。なんでもフォームをもう一度みたいとか。
『今日は流川と1on1やる羽目になると思うので、構いませんよ』
荷物を取りに教室へ、それぞれ分かれた時に三井さんは所謂不良に声を掛けられていた。
このドキドキは、きっと優しいものじゃない。
『.....』ｸﾞｯ
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HAL(プロフ) - ネコさん» ネコさんありがとうございます…、気づいた時めちゃ声出ました、、音で覚えてちゃ行けないですね……！！！ (2023年1月28日 14時) (
レス) id: dd7884e58b (このIDを非表示/違反報告)
ネコ - いつも楽しく読ませてもらっています。面白いです、藤真さんのまは、真じゃないでしょうか？間になっていますよ。更新楽しみにしています。 (2023年1月28日 11時) (レス) id: 424c5bcf0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HAL | 作成日時：2023年1月21日 19時
