二人なら最強、ただし相性最悪……？【ヒロアカ】 (ページ18)

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私が次に目覚めたのは、当たり前と言えば当たり前なんだけど病院のベッドの上だった。

『……あ、れ』

上鳴「水沢、目ェ覚めたのか……！」

『かみなり、くん…？』

上鳴「センセー呼んでくるな、ちょっと待ってて。」

自分の周りに目線をやると、ベッドに横たわる私の脚の方でスヤスヤ寝息を立てている三奈ちゃん。

まさか、私が起きるまでずっと……？

三奈ちゃんは上鳴くんが慌てて出ていった衝撃か、目を覚ました。

芦戸「あれ、A、起きた……？夢じゃ、ない？」

『三奈ちゃん、心配かけてごめんね』

芦戸「ホントにっ、おきてる、アタシ心配だったんだよ？！？！

バクゴーとAのこと狙ってるって言うのに、二人とも連れてかれちゃうし、切島たちはアンタらのこと助けに行くって言うし、

爆豪はほぼ無傷で戻ってきたのにAはこんなボロボロになってて、アタシ、本当にもうどうしたら良いかわかんなかったんだよっ！！！」

私の胸の中で泣く彼女に、心が痛んだ。

「それに、オールマイトだってっ……」

『ぇ、オールマイトさんが、どうかしたの…？』

とてつもなく、嫌な予感がした。

『それ、……う、そ、だよね……？』

美奈ちゃんから聞かされた話、嘘みたいな内容だった。

だって、"あの"オールマイトさんだよ……？

"平和の象徴"が、終わったなんて、とてもじゃないけど、信じられない。

たとえそれがタチの悪いおとぎ話だとしても、だ。

『嘘でも、そんなことっ！！！』

「嘘じゃないぞ」

『っ、先生……』

ていうか、上鳴君が呼びに行ったのって相澤先生…？

相澤「芦戸、悪いが席を外してもらえるか。
水沢と二人きりで話すことがある。」

芦戸「わっ、分かりました……。」

そう言って三奈ちゃんは病室から出ていった。

相澤「早速だが……」

どんな話を、するんだろう。