二人なら最強、ただし相性最悪……？【ヒロアカ】 (ページ11)

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それから数分、さっきまでの脅かしが嘘のように何も無い。

『ねぇ、なんか焦げ臭くない…？』

ﾌﾗ

『んぐ、』

体育祭ぶりか、？口を塞がれた。

爆豪「吸うな、おい、歩けるか」

『…』ｺｸ

二人ではぐれないように道を進んでいると、突然頭の中に声が流れてきた。

恐らくマンダレイさんの個性:テレパスによるもの

「皆、ヴィラン二名襲来、他にも複数いる可能性アリ。動ける者は直ちに施設へ、会敵しても決して交戦せず撤退を」

道に進んでいる途中で、焦凍くんたちと会った

轟が「このガスもヴィランの仕業か。他の奴らが心配だが仕方ねえ、ゴール地点を避けて向かうぞ。

ここは中間地点にいたラグドールに任せよう」

爆豪「指図してんじゃねぇ」

『ね、……あれ、』

大きな、背中。

爆豪「おい、俺らの前誰だっけ」

轟「常闇と障子……」

「きれいだ、きれいだよ。ダメだ、仕事だ、見とれてた、ああいけな。
きれいな肉面、ああもう誘惑するなよ、仕事しなきゃ」

爆豪「交戦すんなだぁ……？」

それはそれは肝試しにピッタリな見た目で。

『…………ぁ、っ…』

怖い、

爆豪「……怖がってんのか、らしくもねえ。」

『ごめんなさ、い、足、すくんで……』

轟「大丈夫だ、ぜってえ守る。」

『しょうと、くん……？』

爆豪「あ"？なんだ半分野郎！そりゃこっちのセリフだ！！！」

なんて、いつもの小競り合い。

しかしそれもまたテレパスによって遮られる

「A組B組総員、プロヒーローイレイザーヘッドの名に於いて戦闘を許可する」

『っ！！！』

轟「……聞いたか、爆豪。」

爆豪「たりめえだろ」

轟「水沢、コイツ頼む。」

『っ、うん』

ごめん、二人とも。

本当、足でまといでごめん……

しかしもうひとつ、私たちの行動を大きく変える情報が。

「ヴィランの狙いの一つ判明、生徒の「かっちゃんと水沢さん」。二人はなるべく戦闘を避けて、単独では動かないこと。わかった！？特に「かっちゃん」のほう！！！」

爆豪くんと、私……？

轟「不用意に突っ込むんじゃねえ。
聞こえてたか！？おまえら狙われてるってよ」

爆豪「かっちゃかっちゃうるっせんだよ、頭ン中でえ。
クソデクが何かしたな、オイ。戦えっつったり戦うなっつったりよお〜ああ！？

……クッソどうでもいィんだよ」