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麗日「Aちゃんっ！！！！！！」
ﾄﾞﾝｯ
『ぎゃ、お茶子ちゃんどうしたの…』
麗日「最後ちょこっとしか見れなかったけど、かっこよかった〜〜〜！！！！！」
自分の事のように涙を流しながらそう教えてくれた、私もしてもとても誇らしい。
『へへ、ありがと！』
芦戸「ウチら、合格できなかった……。」
『私も、ギリギリだったよ。』
八百万「Aさん、流石でしたわ！
最後のあれは一体どういう仕組みだったのでしょう、それが気になってしまって。
あのエンデヴァーに膝をつかせるとは…」
蛙水「私もそれ、気になるわ」
試験前とはまるで変わった様子の百ちゃんや、いつもと変わらない様子の梅雨ちゃん。
試験でどんなことを学んだのかはそれぞれだと思うけど、良くも悪くも明らかに顔つきの変わったみんなから質問攻めを受けた。
時間もあるしとりあえずこの時は上手くかわさせてもらっ
たけど、いつかきちんとお話できる日がきたらいいな。
ホームルームで講評とかあると思ったんだけど、どうやら今日はこれで解散らしい。
家への道をとぼとぼ歩いていると後ろから声を掛けられた。
「オイ。」
振り返ると、曇った顔の爆豪くん。
『どうしたの、爆豪くんから声掛けてくれるなんて珍しい』
爆豪「お前の、見た。
最後何やって膝つかしたのか言え」
思ったより強引だ
『まあ、爆豪くん知ってるしいいか。
エンデヴァーさんの体内の血圧を急激に下げたの。』
爆豪「血圧？」
『うん、他に思いつかなかったしね。
私の全力をぶつけて、エンデヴァーさんがどうなるかとか全然考えまわらなかったし、まだまだだよ。
でもまあ、跳ねのいい踏み台にはなってくれたハズ。』
爆豪くんのかつてのセリフを借りてみると、少し笑顔が戻ったような気がした。
爆豪「結構言うようになったじゃねえか」
『それはそうとして、爆豪くんのとこはどうだったの。
緑谷くんと、オールマイトさん相手だったんでしょ？』
爆豪「………お前に話すようなことはねえよ。」
『あ、ちょっ！』
やっぱり、彼の口から聞くのは無理か。
スタスタ歩いていってしまった。
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作者名：HAL | 作成日時：2022年8月30日 4時
