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エンデヴァーさんと、私のタイマン。
『あーーー！！！むりっ！！緊張する！！』
更衣室で叫びにならないような声を発する
八百万「私も、上手く連携して轟さんの力になれるか、心配ですわ…。」
『百ちゃんならだいじょぶ！
だって百ちゃん、私と違って色んなことを考えながらたたかえるんだもん！』
どう声を掛けても、百ちゃんは浮かない顔をしている。
私の悩みがふっとぶ程だ。
麗日「Aちゃん、一番大変やと思うけど、頑張ってね！」
『へへ、ありがとう！
A組みんなで林間合宿行こうね。』
「「うん！」」
力のこもった目、みんなやる気だ。
私だって怖気付いてないでやらないと。
エンデヴァー「来たな。」
最悪なことに、私の試験会場はUSJの火災ゾーン。
ただでさえエンデヴァーさんと私の個性は相性が悪いのにフィールドまで敵とは。
『手加減だけはナシで！お願いしますっ！！！』
やるぞ、勝つぞ。
今回の試験、ハンデとしてプロヒーロー側は体重の半分の重りを付けて行うそう。
私の勝利条件は制限時間内にゲートから逃げるか、エンデヴァーさんにの体のどこかにこのアイテムをつけること。
二体一なら逃げるという手もあるけど、私はその作戦は無理そうだ。
そうして始まった私の試験。
初めのうちはまだ火があまり回ってない建物の物陰に隠れていた。
『体重の半分の重りなら、相当な負荷になるはずじゃ…』
機動力を活かせれば、逃げるって手もありか？
いや、でもエンデヴァーさんがそんなことさせてくれはず……
作戦を練っていると、突如、私の隠れていた建物が炎に包まれ、倒壊が始まった。
エンデヴァー「逃げるつもりか、まあ無理もない。
お前を育ててやったのは俺だ、知り尽くしているんだからな。
………簡単に勝てると思うなよ。」
『簡単に勝とうなんて、思ってるわけないじゃないですかっ！！！』
しまった、あの人炎で飛んでくるから重りとかあんまり関係ないんじゃ…。
『がっ、…！！』
考える隙も与えないぐらいのスピードでパンチが飛んできた。
はやっ、やっぱNo.2だもんな、私なんかが勝てるわけ……
ﾊﾟﾁﾝ
『何言ってんの、私。
エンデヴァーすらも越える、No.1ヒーローになるんだ。
こんなとこで挫けるな。』
ひたすら攻撃をかわしていた。
そして、勝利への道筋を立てる。
エンデヴァー「どうした、攻撃してこないのか。」
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作者名：HAL | 作成日時：2022年8月30日 4時
