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『っ、の前に期末テストか！！！！！！』
芦戸「Aアタシやばいかも助けて……」
『いや、私もそこまで力になれるか……』
上鳴「そーいえば、水沢のことってあんま知らねえよな。
試験のときも見なかったし、」
『ん？あー、それはまあ色々あってさ』
相澤「試験のとき見なかったのは当たり前だ。
そいつは特待だぞ」
『ちょ、先生！？？！』
麗日「とととととっ、特待！？！？」
飯田「噂には聞いていたが、まさかホントにいたとは…」
『いや、あの、やめて。』
恥ずかしいのもあるけど、色々あるんだよ私にも。
『次、変な点とか下の順位取っちゃうと色々大変だから、』
切島「俺らとは次元の違うところで悩んでるな」
芦戸「もーだめだぁ！！！」
百ちゃんが何かお手伝いできることは無いかと聞いたところで私の話題からは逸れた。
ありがとう。
そしたら私は、あと一週間ぐらい本腰をいれて勉強しないと。
一週間、放課後は教室に残ってずっと勉強していた。
分からないところはあるけど、そこは先生たちに聞けばいい。
『んー、ここは、この前習った式を代入して……あれぇ？』
解答と照らし合わせてみてもどうにも理解できない。
緑谷「あれっ、水沢さんまだいたんだ」
『緑谷くん、うん…少しでもできる分勉強しておかないと。
みんなに遅れをとるわけにはいかないからね
と、言ってもつまづいちゃって休憩しようかなって思っていたところなの。』
緑谷「分からないところ？
もし良かったらボクに見せてよ、何か力になれるかも。」
『本当？助かる。
ここなんだけど、この前授業で言ってた式を代入しても中々答えと合わなくて。』
緑谷「ここ？
ん〜、ここはそうだな、式自体は合ってると思うんだけど……
あっ！ここの符号が逆なんじゃない？」
『あっ、ホントだ！
てことは、答えと合う！緑谷くんありがとう！！！！』
緑谷「気にしないでよ、君の助けになれたなら十分さ」
『今時間ある？
ちょっと聞きたいことあって』
緑谷「聞きたいこと？いいよ、なに？」
『爆豪くんの、ことなんだけど…』
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作者名：HAL | 作成日時：2022年8月30日 4時
