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翌日、昨日も聞いた通り施設を利用しての戦闘訓練が行われた。
「始めようか有精卵共！戦闘訓練のお時間だ！！！」
高校に製作してもらったコスチュームに身を包み、これから始まるであろう訓練に胸を躍らせた。
みんなやっぱりコスチュームはそれぞれ特徴があって、各々の個性を知るのにもとても良いものとなった。
「先生！ここは入試の演習場ですが、また市街地訓練を行うのですか？」
眼鏡の男の子がオールマイトにそう聞いていた、あの子は確か飯田くん。
「いいや、もう２歩先に踏み込む。
屋内での対人戦闘訓練さ」
「ヴィラン退治は主に屋外で見られるが統計で言えば屋内のほうが凶悪ヴィラン出現率は高いんだ。
このヒーロー飽和社会、真に賢しいヴィランは屋内に潜む」
「君らにはこれから「ヴィラン組」と「ヒーロー組」に分かれて2対2の屋内戦を行ってもらう」
ゴクリ、と唾を飲んだ。
2対2じゃ、1人余っちゃうもんね。どうしたものか
「あ、そうそう。
一人余ってしまうがそこのウォーターガールは今回は見学してもらうよ、いいね？」
爆豪「あ"？何でだよオールマイト。」
『あ、もしかしてウォーターガールって私ですか』
オールマイト「彼女は以前プロヒーローの元で訓練を受けていた、君たちと比べてある程度の実戦経験はある。
今回は教師役として、講評をお願いしたいと思ってね」
「え、プロヒーローのもとで訓練……？」
「何者なんだ、一体…」
『たまたま、ご縁があっただけです。
そういう事なら承知しました、今回は先生方の方に回らせていただきます』
切島「へぇ、水沢ってすげぇのな。」
爆豪「ﾁｯ」
そうして始まった対人訓練。
オールマイト「最初はAコンビが"ヒーロー"、Dコンビが"ヴィラン"だ、ヴィランチームは先に入ってセッティングを。」
「5分後にヒーローチームが潜入でスタートする、他の皆はモニターで観察するぞ。」
「飯田少年、爆豪少年はヴィランの思考をよく学ぶように。
これはほぼ実戦、ケガを恐れず思いっきりな！
まぁ、度が過ぎたら中断するけど」
なんてことを告げて私たち見学組は別の部屋へ向かった。
初戦は緑谷出久と麗日お茶子ペア対爆豪勝己と飯田天哉ペアの訓練だった。
その様子は見るに耐えないものだった
特に爆豪くんから緑谷くんに対しての態度といえばいいのか、
『(……勿体無い)』
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作者名：HAL | 作成日時：2022年8月30日 4時
