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色々あった体育祭も無事に終了し、足ももう少しで全快な気がしていた。
自分の体がこうも使えないと不便だなあ
相澤「今日はヒーロー名を考えてもらう。」
ミッドナイト先生も交えてどんどん決まっていくみんなのヒーロー名。
私は、どうしよう。
瀬呂「なぁA、ヒーロー名考えられた？」
声を掛けてきたのは隣の席の瀬呂くん。
『んえ？あぁ、んー、まだかなぁ…。』
瀬呂「だよなぁ、いきなり決めろっつっても難しいし」
『いくつか候補はあるんだけどね、迷う』
瀬呂「ここで決めたのがこのままずっと、って考えると気持ち的にも踏み出しにくいもんな〜」
耳郎「なになに、二人ともまだなの？」
瀬呂「俺も候補はあるんだけどな」
『響香ちゃん決めた？』
耳郎「うん、ウチはイヤホンジャックにする！」
ヒーロー名、ぱっと聞いてその個性や人となりが分かるようなものが望ましいけれど……
『あっ、』
瀬呂「よしっ、俺も決めた！セロファン！」
『私、……二択までは絞れた。どうしよっかな』
そういえばヒーロー事務所からの指名、私も何件か来てる。
体育祭にはほぼ出場すらしてないけど、やっぱり私が轟さんの事務所にいたことは少なからずコネクションになっているみたいだ。
ミッドナイト「とりあえず、まだ決まってないのが再考の爆豪くんと水沢さんね。
なるべく早いうちに決めれるように頑張りなさい！」
そんな感じで授業が終わった。
放課後、やっぱり早いうちに決めるのがいいかなと思って一人教室に残ってた。
『うーーん、迷うなぁ。
轟さんにも意見聞きたいし、事務所のみんなにも相談したいしなぁ……』
「ん、まだ居たのか。」
『ん？焦凍くん、どうしたの、忘れ物？』
「いや。
お前職場体験はやっぱアイツのとこか？」
『もう、私水沢Aって言うんだけど。爆豪くん然り、ちゃんと名前で呼んでよね〜
で、アイツってエンデヴァーさんだよね？
指名来てたし、行くよ。』
轟「…そうか。
じゃあ一緒にやることになりそうだ。」
『てことは焦凍くんもエンデヴァーさんのとこなんだ？』
轟「あんな奴でもNo.2だからな。
俺は使えるもんは全部使うつもりだ。」
『そっか、じゃあよろしく！』
轟「俺はお前と宜しくする気はねえぞ。」
顔を少ししかめて、そう言われた。屈辱！！！！！
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作者名：HAL | 作成日時：2022年8月30日 4時
