二人なら最強、ただし相性最悪【ヒロアカ】 (ページ3)

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1-A 教室前

『(あれ、誰かいる……？)』

水の気配を感じてゆっくりと扉を開いた。

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

中にいたのは真っ赤な髪色が特徴の男の子たち、名前は確か……

「お、水沢！どうした、忘れ物か？」

『え、っと……』

名前を思い出せずあたふたしていると、切島だと自己紹介してくれた。

隣にいるのは上鳴くん、瀬呂くん、あとは机に突っ伏して寝ている爆豪くん。

『あ、そうだ忘れ物してて…！
三奈ちゃん待たせてるし行かないとっ』

寝ている爆豪くんを起こさないようにひっそりと荷物を取り教室をあとにした。

切島「おう、また明日な！」

なんて、明るい笑顔で送り出されたのは何時ぶりだろう

ｶﾞﾗ

切島「おーい、爆豪。

オマエいつまで狸寝入りしてるつもりだ？」

上鳴「あっ、バクゴーもしかして水沢ちゃんのこと好きだったりして〜〜？！」

爆豪「はァ？ンなわけねえだろ！誰があんなガキ！！！」

瀬呂「とか言って、芦戸と水沢の話聞こえてきてから寝たよな？」

切島「あんなガキって…
爆豪、水沢とそんな仲良いのか？」

そして、ぶわっと紅潮する彼の顔。

何を思い出しているのやら

爆豪「俺がアイツと仲良いわけねえだろ！！！！！」

放課後の教室、新しい出会いがあり早速青春を謳歌する学生と破裂音が響いたそう。