弐 ページ3
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炭「2週間前新しく入ったバイトの霧野Aさんだよ」
僕が誰?と聞いたら炭治郎はそう答えた
無「ここ今までバイト雇ってた?」
炭「いや!今回初めてバイトをとったんだ。俺と母さんだけじゃ店はまわらないし、最近売り上げも伸びてきて余裕ができたんだよ」
僕の好物かまどバタールを紙袋に包装しながら炭治郎は「すごく仕事ができて助かってるんだ」と、小さく微笑む。
無「(…気に入らない)」
別に僕は男が好きとかそういうわけではないけど、中学の時からずっと可愛がってもらってる兄のような存在を取られたような気がしてたまらなかった。
「ふうん、」と興味の無さそうな返事をして女の子に目を向ければ彼女は食パンをスライスしている
切って手際よく小分け袋にいれていくその様子は入りたてのアルバイトとは思えない。
ずっと前に食パンのスライスは簡単にできるものなのかと炭治郎に尋ねたことがある。
スライサーは指を切る恐れがあるので、もしバイトを雇うなら他の仕事に慣れてからスライスを覚えてもらいたいと溢していたことを思い出した
____僕がいない間に随分炭治郎と仲良くしていたんだね、気に食わないなあ
久しぶりに来たのに、どうして嫌な思いをしなくちゃいけないんだ
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作者名:かつみ柱 | 作成日時:2020年1月22日 23時