壱 ページ2
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テストを終えて、携帯を起動させる
『テストお疲れ様!今日だったよね?いつものとっておくからね』
ピコンと、ラインが来たと思ってアプリを開いてみたら、それは友人である炭治郎からのメッセージだった
『ありがとう、今から向かうね』
そう返信して、なるべくはやく炭治郎の元へと向かう
最近勉強が忙しくて行けなかったんだ
3週間もいつもの楽しみがお預けだった
でもそれもやっと今日で解禁だ
いつもの道を通って
「かまどベーカリー」と記された看板のある小さなパン屋の前で足を止める
無「(蜂蜜の香り…)」
店内へと繋げる扉の外からでもわかる蜂蜜のの香りが鼻を擽った
無「(蜂蜜フレンチも焼き立てなのかな)」
たぶん蜂蜜フレンチだな、あれ好きなんだよな、ついでに買っていこうかなんて考えながらキィ、と扉を開ければ
炭「いらっしゃい時透くん!待ってたよ」
いつものように朗らかに笑う炭治郎
と
「いらっしゃいませ」
炭治郎とは違う、別の声。
声のする方に目を向ければ
パンを陳列している女の子
目があって、彼女はふわりと微笑んだ
これが君との出会い
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作者名:かつみ柱 | 作成日時:2020年1月22日 23時