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45. 過去編回想8: 変化 ページ9

あの知らせから爺ちゃんが鬱になり始まり、
私への態度も少し素っ気なくなった。





私を天人の様に見ているのか、視線が時々冷たくなっている。





少し居づらくなった私は光徳の提案で寺小屋に暫くい泊まる事に。
勿論お手伝いに家に寄っていたが、爺ちゃんとはあれから言葉を交わす事が無かった。






「長くなってきたな、Aの髪。前は伸ばしたくないって言ってたのに。」





そう言いながら私の髪を三つ編みのお下げにしてくれる小太郎。





前までは肩につくような長さに伸ばしていた髪。
今では小太郎よりも少し長くなっているだろう。





忌み嫌われていた髪の色だけど、
ここの皆が綺麗って言ってくれた、それに先生がこの髪を





『……好きって言ってくれたから…。』





「…!告られたのか?!相手は銀時かそれとも高杉か?!」





『…教えない。てかなんであの二人?』





小太郎が煩いせいか噂の二人が駆けつけて来た。





「やかましいぞ、そこの二人。イチャコラですか?コノヤロー。」





「おい、ヅラ、A。俺達お遣いに行けって先生が。」





「って事で、俺は留守番。松陽だけ一人になるからな。」







この頃は先生に悪い評判を流され、寺小屋に通う門下生が減っていた。残ったのはほんの一握り。






休日でもあった為、寺小屋に居るのは私も含め5人だけ。






「……じゃあ、私が……っ!」






「あいつだけで十分だ。ほら、行くぞ。」






私が残ると立候補するものの、
晋助に手を引っ張られ寺小屋の外へ。
私達の後ろを小太郎が後を追う。





「留守番頼んだぞ!!天パ!」





「けっ、子供かよ。お前らも迷子に何なよ。」





意地でも残れば良かったと
どんなに悔んだ事か…。






帰ってみれば、跡形もなく燃え盛る寺小屋と、滅多に泣かない銀時の泣きじゃくる姿。





「何があった…銀時!?先生は…!?」





唖然としてる私と小太郎、
晋助は焦り、銀時に状況を問いだしていた。





「……松陽が連れ去られたっ……!」





先生が誰者かに攫われてしまった。





『……まだ間に合う…。先生が生きている限りまだ取り返せる!』





「……っ!」





「……Aの言う通り、あいつ等に宣戦布告だ。」






「銀時、それが俺達の十八番だろうが。」






「…ああ、やられた分だけ倍にしてやり返すぞ……!」





第一次攘夷戦争の終、あの出来事は新たな戦争への前触れに過ぎない。

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設定タグ:銀魂 , 攘夷組 , 真選組   
作品ジャンル:アニメ
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綾葉メグ(プロフ) - ミイラさん» 読んでくれありがとうございます!そう言ってもらえて書いて良かったなと思います! (2020年4月1日 1時) (レス) id: 937ad8ad2e (このIDを非表示/違反報告)
ミイラ(プロフ) - とっっても面白いです! (2020年3月28日 2時) (レス) id: 8b1d0909e8 (このIDを非表示/違反報告)
綾葉メグ(プロフ) - 読んで下さりありがとうございます!そう言ってくれると心の励みなります! (2019年12月12日 23時) (レス) id: 2cd78e4a1d (このIDを非表示/違反報告)
梨央(プロフ) - とても面白いです!これからも頑張ってください!! (2019年12月12日 22時) (レス) id: 5659f84446 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綾葉メグ | 作成日時:2019年11月25日 18時

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