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自己紹介 ヨナグニサン ページ8

軍務省法務部独立大隊『ルーヴ』

その隊員である彼……ヨナグニサンは人影のない場所にしゃがみ込み、無を見ていた。
……いいや、彼は、彼の視点ではそこに何かがいる。

それは人の形ではない黒い異形のようなもの。目玉が多く付いており、その目玉の目線は全てヨナグニサンの方を向いている。

それは、けたたましい笑い声を上げている。まるで彼をあざ笑うかの様に。

「そんなに面白いかい。きっひひひッ……」

彼はそれに答えるかのように笑う。

「……さて…と。これはもう、お終い」

ヨナグニサンが何かを飲み込むとその異形……もとい幻覚と幻聴は消え失せた。
そう、彼は自分の能力で作った薬に溺れているのだ。

「確か……自己紹介をしろとか何だとか……ふぅー…」

薬の快感を十分に味わいながら『自己紹介』について考える。
民衆に向けたものとなれば下手な行動は出来ないというのは十分に把握している。
……だがそれ故に難しいものがある。

彼はどこかもどかしさを感じていた。

「名前はヨナグニサンで良いだろう?だってそれが僕の名前だし……うーん、子供向けにコレクションの標本を見せるか?と言うか子供来るか……?」

ひたすら悩み続けるヨナグニサン。幻覚幻聴よりも悩まされていると言えるだろう。

「ヤママユサン……僕はどうすれば良いんだろうか……」

手の平にヤママユサン…と呼ばれる先ほどの幻覚に似たぬいぐるみを乗せ話しかける。
勿論ヤママユサンはぬいぐるみなので、動きもしなければ、喋りもしない。

それでも話しかけるのはこのぬいぐるみを心のよりどころにしているからだろう。

「まぁ、レオン辺りに聞けば良いよね。それじゃあ探しに行くとするかな。甘味……チョコでも持っていれば釣れるだろう」

「くっふふ」と笑いながらヨナグニサンはヤママユサンを肩に乗せ、レオンを探しに行った。

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味噌田楽(プロフ) - 更新しました。 (2021年6月1日 21時) (レス) id: 9f9b8eea81 (このIDを非表示/違反報告)
味噌田楽(プロフ) - 更新します。 (2021年6月1日 21時) (レス) id: 9f9b8eea81 (このIDを非表示/違反報告)
柊 琥珀(プロフ) - 三ツ星優星さん» 了解しました。 (2021年3月14日 0時) (レス) id: 15069fcb1b (このIDを非表示/違反報告)
三ツ星優星(プロフ) - 柊 琥珀さん» メモ欄のお知らせです。追記も少ししたので閲覧お願いします(。・ω・)ゞ (2021年3月14日 0時) (レス) id: b581edf190 (このIDを非表示/違反報告)
柊 琥珀(プロフ) - 三ツ星優星さん» お知らせってどこのお知らせですか? (2021年3月13日 21時) (レス) id: 15069fcb1b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:参加者様一同 x他6人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ikatomo/  
作成日時:2021年1月24日 0時

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