【募集企画】とある最強の独立大隊。＜本編＞

自己紹介 廻夜毬 ページ7

軍務省法務独立部隊 『ルーヴ』


そこの隊員である彼女、廻夜毬はただ1人で特訓をしていた。彼女の容姿からはとても想像出来ないが、現に彼女は武器を使い戦場を駆けるので体力や持久力、能力の特訓等はしなければならない。
能力の特訓は、1人だけでは彼女の場合出来ないので誰かに手伝って貰わないとできないのだが生憎今日は都合が合わなかったのだろう。体術の特訓を行っていた。

｢自己紹介ですか……。｣

彼女は、自己紹介というものをあまりしたことがないため自己紹介の仕方がよくわかっていない。

｢何を言うべきなのでしょうか？名前、年齢、性別、身長、能力、趣味、特技。あとは…。｣

彼女の能力は｢能力無効化｣というもので、他国には勿論のこと自国の者にも余り知られたくない。その事を思い出し、

｢能力は、言うべきでは無いのでしょうね。私の能力は夜の奇襲や非能力保持者には分が悪いですからね。｣

｢自己紹介、隊長にどのような事を言うべきなのか聞きに行ってみましょう。恐らくですが、自己紹介にも型というものが存在する筈です。｣

彼女は、1人で話を完結させ、現在行っていた特訓の内容である体術を中断し隊長を探すことにした。

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