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《ごめん、久しぶり》
Aからそんなメールが届いたのは
あれからまたしばらくの時が流れてからだった
偶然、休憩時間に震えたケータイ。
私はメールが届いて数秒のうちにAに向けて電話をかけていた
♪〜〜♪〜〜
受話器の向こうから聞こえる機械音・・・
そしてそれに続いて
A「もしもし…」
小さいけれど…これはたしかに…
優「も、もしもし!A?どこいるの?」
A「ごめんごめん…ちょっと」
Aの話し方はとても穏やかで
待ち望んでいたことに焦る私とは対照的だった。
おかげで、テンパっていた頭が自然と冷静になれた。
A「今ね、病院にいるよ。」
優「ずっと?」
A「うん。」
優「行っても…いい?」
A「優ちゃんがいいなら…」
優「じゃあ、行くね。」
ささやくような
小さな子ども同士のやりとりのような会話を交わし
今度こそ会う約束をして
私は静かに電話を切った。
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RINGO(プロフ) - いつも楽しみにしてます! (2016年5月23日 12時) (レス) id: 87437feb54 (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - 更新楽しみに待ってます (2016年4月22日 3時) (レス) id: 0553124e7e (このIDを非表示/違反報告)
よんぱち(プロフ) - 優依さん» ありがとうございます(^^♪いつも読んでいただき感謝感謝です! (2016年4月6日 22時) (レス) id: f465cba461 (このIDを非表示/違反報告)
よんぱち(プロフ) - ななかさん» コメントありがとうございます!ご期待に添えるかはわかりませんが、ぜひ楽しんでください!これからもよろしくお願いします(^^) (2016年4月6日 22時) (レス) id: f465cba461 (このIDを非表示/違反報告)
優依(プロフ) - 出来てますよ! (2016年4月5日 23時) (レス) id: 10966c9586 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よんぱち | 作成日時:2015年12月20日 21時