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+7話+ ページ7

えっ、選択ミスった?



なんでそんなに怒るんですか。

ていうかジェル君腕っ痛い!放してください。





「るぅと、お前...ころんのこと嫌っとったやん」



僕の願いが通じたのかパッと腕から手を放してジェル君は顔をしかめる。


莉犬はその彼の隣でじっと僕を見つめた。




「ころちゃ、うっうん。ころんのことは...






嫌いでしたよ」





ここは一旦、前の僕に話を合わせることにした。






「でも、その...先日、ころんに命を助けてもらったんです」



「えっ、るぅとくんが?ころんに?」




目を丸くして驚きの声を上げたのはずっとだんまりだった莉犬。



「そ、そう。だから、ころんは僕の恩人なんです...」





そう言えば、莉犬とジェルくんの二人はふぅんと薄い反応を示す。


さり気なく顔を伺えば、ばっちり莉犬と視線が交わった。






「...噓じゃないよね」



「っ」





ゾクッと心がざわつく。



莉犬の笑っているようで笑っていない。


そんな目が僕の心を暴いていきそうで怖かった。






「うそじゃないよ?」





震えながらも絞り出す。

必死でそう言うことしかできなくて、




「そっか、るぅとくんの命の恩人ならころんにも優しくしなきゃね」




だから、莉犬が笑ってそう言ってくれてホッとした。









「じゃあ僕ころんの手当てしてきますね!」






僕が扉を開けながら振り返って二人を見れば、莉犬はにこにこ笑ってうなずいた。



「あの怪我手当てするなら暫くかかると思うからなーくんには今動けないって伝えとくね」



「なーんか怪しいけど...るぅとの相棒の莉犬がええってんならええのか...?」





ジェルくんはまだ首をひねってたけど、莉犬が微笑んで手を振ってくれたから僕も遠慮がちに振り返す。


そしたら、またジェルくんに変な目を向けられたけど。









...あれ?



部屋を出て、歩きながらふと立ち止まる。





ころちゃん、どこ行ったんだ。







「るぅとくん?」




「わあ!」





びっくりして顔を上げれば我らがすとぷりのリーダー。





なーくんがにこやかに立っていた。






「な、なぁくーん」



「おかえりるぅとくん。今日の戦闘もお疲れさま」

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わこ - いいえ!そんなことないです!とっても好きなお話なので、たくさん待ちます! (2021年8月3日 22時) (レス) id: 48ef6fa197 (このIDを非表示/違反報告)
ひの - 喜世さん» 頑張ります…!めちゃくちゃ亀更新ですみません…(>_<) (2021年7月10日 22時) (レス) id: 50b0aef36e (このIDを非表示/違反報告)
喜世 - このお話ハマっちゃいました!更新がんばって〜! (2021年7月7日 21時) (レス) id: 48ef6fa197 (このIDを非表示/違反報告)
ひの - 星雨さん» ありがとうございます!マフィア系に最近ハマっておりまして...(*^^*) (2021年4月25日 15時) (レス) id: 50b0aef36e (このIDを非表示/違反報告)
星雨 - この世界観、めっちゃ好きです!! (2021年4月19日 16時) (レス) id: afebd09899 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひの | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年4月2日 10時

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