お迎え。 ページ6
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『マルコ！』
夕方の書斎にAの焦った声が響いた。マルコはメガネを外して、ペンを置いて振り返る。
「A、どうしたよい」
『あのね、夕飯の買い忘れで‥！スカイと約束したから買いに行ってくる！』
だから幼稚園、お迎えお願い！そう言って顔の前で手を合わせるA。
「わかったよい、仕方ないねい」
『ほんとごめん！買ったらすぐ追いかけるから！』
マルコがお迎えが嫌な理由。それはママ軍団。
見た目がいい、あの白ひげの右腕で頭がいい‥などなど。そんなマルコは格好の餌食なのだ。
以前マルコ1人でこどもたちを迎えに行った時も囲まれ酷い目に遭ったそうで、帰って来て暫くゲンナリしていた。
『皆マルコがカッコいいのわかってるんだよ、私嬉しい！』
なんて、逆に喜ぶ目の前の嫁のおでこをつついたマルコはため息をついて部屋を出た。
街の途中までふたりで歩く。夕焼けに染まるオレンジのレンガ道。歩けばカタカタと鳴るこの道が子供たちは大好きだ。
『ふふふ、‥その顔。』
マルコの顔を見て小さく笑い、手を離して店の方へと歩き出す。早くなと手を挙げたマルコを見てから、スカイのお待ちかねのコロッケを買いに馴染みのお肉屋さんへ急ぐ。
「隊長さ〜ん！」
「マルコさ〜〜ん！！」
マルコが幼稚園の門を開ければすぐに飛び交う黄色い声。Aや子供たちの事もあり、嘘の笑顔を浮かべ会釈する。玄関に着けば小さな金髪が３つ並んで下駄箱の前に座っていた。
「パパ！」「「父ちゃん！！」」
３人が脚に飛び付いてきて、そのまま３人を抱き上げた。先生に一言挨拶をして玄関を出れば案の定数人の保護者たち。
目をハートにして質問責めだ。
「お疲れ様ですぅぅ」
「ほんっっと子煩悩で素敵ですね、」
「Aが来るまでお話しましょうよ〜」
あはは、と笑い返すだけのマルコの元に自身を呼ぶ声。子どもたちも反応して腕から飛び降りる。
「「母ちゃんー！」」
「ママーー！遅いよ！」
『ごめーーん！‥はぁ、はぁ』
よっぽど慌てて来たのか肩で息をして大きな荷物を肩に掛け直す。
「ちょっとー！A、早いって来るの！」
「ほんと愛されてていいわね！羨ましい！」
「またねー！隊長さん♡」
To be continued‥>>>
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よめこ。(プロフ) - 音乙さん» コメント嬉しいです〜😭ありがとうございます❤️これからも楽しんでもらえるよう頑張ります！リクエストあればまた宜しくお願いします🎵 (2023年3月15日 16時) (
レス) @page34 id: bf0ac319e7 (このIDを非表示/違反報告)
音乙(プロフ) - 更新有難うございます〜もう今回も相変わらず好き❣️ (2023年3月15日 16時) (レス) @page34 id: a6800f4809 (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(プロフ) - 藍琉さん» あいちゃんありがとう😭最近落ち込んで全然書けなかったよ〜。 (2022年1月31日 20時) (レス) id: 33020e7a59 (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(プロフ) - リエさん» リエちゃん〜！ありがとう、これからも宜しくお願いします😭 (2022年1月31日 20時) (レス) id: 33020e7a59 (このIDを非表示/違反報告)
藍琉(プロフ) - 待ってましたー！嫁ちゃんおかえりなさい！！ (2022年1月31日 7時) (レス) @page29 id: 33103a1684 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よめこ | 作者ホームページ：https://Twitter.com/new_yomeko
作成日時：2021年4月25日 15時
