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数時間前



「ほんと、あの、鋼鐵塚さん、ちょっ、ちょっと、アンタいつまで篭ってるつもりですか!!!」

「うるさい!俺は……俺は刀作るんだ!!」

Aが来ると知らされていない鋼鐵塚は鍛冶場に籠っていた。
頑なに鍛冶場から離れない鋼鐵塚を鉄穴森が外に出そうとしていた。

鉄珍になんとか外に出すように言われていたのだ。

「なんでそんなに出たくないんですか……?」

「……別に……」

手をもぞもぞと動かしながらもごもごと喋る鋼鐵塚。
きっと、Aを忘れないようにしているんだろう。

鉄穴森は諦め、Aが来ることを言おうと決意した。
その方が早く外に出てくれると考えたからだ。

「実は……」

「なんだよ」

「……実は、鉄岡さんが今日来るんです」

「……え?」

「鉄岡さん、刀を研いでもらうために来るらしいです」

「今日」

「はい、今日です」

それを聞くと鋼鐵塚は外へ飛び出した。

「ちょっ、待ってください!!」

「鉄岡ーーーー!!!!!」

「やめろ!!!」

Aの名前を呼び己の鍛冶場をグルグルと周る鋼鐵塚。
それを追いかける鉄穴森。
異様な光景だ。





「はい……落ち着きました?」

「なんとか」

「そうですか……はぁ……」

何十周かしてまた鍛冶場に戻った二人。
鉄穴森はまず風呂(温泉)に入るように勧めたのだった。

拾壱→←玖



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五十土(プロフ) - NANAさん» ありがとうございます!ドキドキできるような感じを目指しているのでとても嬉しいです^ ^頑張ります! (2019年12月14日 13時) (レス) id: a2d3564c6a (このIDを非表示/違反報告)
五十土(プロフ) - 牙さん» 鋼鐵塚さん可愛いですよねわかります!癒されてくれてありがとうございます(?) (2019年12月14日 13時) (レス) id: a2d3564c6a (このIDを非表示/違反報告)
五十土(プロフ) - コハクさん» ありがとうございます!更新しましたのでまたお楽しみください! (2019年12月14日 13時) (レス) id: a2d3564c6a (このIDを非表示/違反報告)
NANA - こんなに素敵な作品に出会ったのが久しぶりすぎて...ドキドキ止まりません...更新頑張ってください!! (2019年11月20日 16時) (レス) id: 714d999e70 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 最近鋼鐵塚さんが可愛く見えて仕方ないので、この小説を読んでると癒されます!更新待ってます!! (2019年11月16日 1時) (レス) id: aea81487e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:五十土 | 作成日時:2019年5月2日 22時

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