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色々感謝の番外編「誕生日」 ページ20

首元にひやりとした感触が落ちる




「君は2月4日の誕生石を知っているかい?」





後ろから太宰さんの声がした




「セレスタイト‥‥別名セレスタイン



透き通る様な空色が特徴の石でね


天使の石とも呼ばれる」




カチャカチャと金属音がする




「象徴するのは愛と真実


宝石言葉は『目覚め』


‥‥この色は君の瞳によく似ている」



ふいに首裏を何かがつうっと撫でた



私はビクッとする



絶対にこれは彼の手だ




くすぐったくて恥ずかしい





「君に天使の加護があらんことを



‥‥願っているよ、Aちゃん」




最後の言葉は、耳に近い所で、呟くような声
だった





私の前にまわってきた彼は、にっこりすると
私の髪をひとふさとり




そこに唇を落とした




それから、此方を見あげる






「おや



‥‥‥真っ赤だね」





『‥‥‥今は夕時ですから』





頬が熱いこと位わかるけど





それは夕焼けのせいにしてしまおう





うつむくように下に移した視界に、ネックレスがうつった





夕日の中でも美しく輝く透明な青がそこにある





_____あぁ、私の好きな空だ




『太宰さん。ありがとうございます』





彼は驚いたようにした後で微笑んだ




「君が私の前で笑ってくれるのは珍しいね」



ほんとに、幸せそうな顔で笑う子だ







かくして、私の遅れた誕生日は




久しぶりに感じるくすぐったさに包まれ幕を
閉じた









______その夜


うずまきに戻ったAが、夏を筆頭とする
店員たちにもみくちゃとなってお祝いされたのだが




それは、また別のお話



______
__



りんずです


やっと書き終わりました!


ほんとはもっと短くする予定だったのに、長くなってしまった



でも、一人一人との会話を書きたかったんです


許してください!



次からは本編に戻ります


ただ、3月25日にまた番外編を書くかもしれません


なんの日なのか‥‥この作品の1を読んでくれた方は分かりますよね!


それから、この番外編を書いてる途中に星が
モンゴメリちゃん色になりました

びっくりしてスマホ落としました
(ケースについてたラインストーンが1つ
落ちました)


本当にありがとうございます!


これからもこの作品を何卒お願いします!

夜廻51.六年経っても→←色々感謝の番外編「誕生日」



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りんず(プロフ) - ユイさん» ユイ様、コメントありがとうございます!そう言って頂けると嬉しいです! (2018年4月8日 10時) (レス) id: f93fc47876 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ - おもしろかったです (2018年4月8日 1時) (レス) id: e31a251f71 (このIDを非表示/違反報告)
りんず(プロフ) - 「名もなき贖罪の銃士の少女」さん» ありがとうございます!(^-^) (2018年4月4日 20時) (レス) id: f93fc47876 (このIDを非表示/違反報告)
「名もなき贖罪の銃士の少女」(プロフ) - 良かったです!これからも頑張って下さい! (2018年4月4日 20時) (レス) id: bb589a0fac (このIDを非表示/違反報告)
りんず(プロフ) - 「名もなき贖罪の銃士の少女」さん» 「名も無き贖罪の銃士の少女」様、イメ画ありがとうございます!とっても嬉しいメッセージまで添えて頂いて、にやけそうになりましたが、自分で足を踏んづけてこらえました((近々載させて頂きます!本当にありがとうございました! (2018年4月4日 20時) (レス) id: f93fc47876 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りんず | 作成日時:2018年3月16日 19時

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