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翔太「二件目は、郊外にあるガレージ。被害者は、１人の男性だ。」
一件目から一週間後。
持ち主が普段使わないガレージに置きっぱなしにしていたものをとりに来たときに、遺体を発見。
被害者は、津川武。
都内の会社で働く独身のサラリーマンだ。
前回の事件同様遺体の損傷や財布がなくなっていたことを考えて連続殺人と考えていた。
ただ、なぜあんな惨い殺し方だったのかという疑問はさらに深まるばかり。
そしてとうとう、三件目の事件が発生。
翔太「三件目はお前も知ってる通りだ。…これが、以上の連続殺人の内容。」
大我「…その宗教は、いつ関与が疑われたの？」
大我は、壁に寄りかかり腕を組んで聞く。
翔太「初めに宗教団体が捜査線上に出てきたのは、二件目の津川武の家宅捜索を行った時だ。」
津川武の関係者を調べる際に、家宅捜索を行った時。
タンスの奥深くにまるで隠すかのようにおいてあった一枚の紙を捜査員が見つけた。
それは、表にはドクロマークが描かれ、裏には黒い文字で『必ずあなたを楽にする。』と書かれた一枚の紙だった。
翔太「調べてみたところ、ドクロマークを取り扱っている宗教団体は見つからなかった。その紙にも、細かいことは書かれていなかった。」
大我「…」
翔太「だけど、鑑識が遺体にある“しるし”を見つけたんだ。」
大我「…“しるし”？」
翔太「嗚呼。…右手首の内側。それは、どの遺体にも共通してあった。…ドクロのマークだ。」
大我「…それで、三人の共通点がわかったんだ。」
大我の言葉に、俺は頷いて見せる。
翔太「その刺青の発見が遅れたのは、その部分が特に多くの損傷を受けていたからだ。恐らく、団体を隠すためにその部分を中心的に潰したんじゃないかと。」
大我「…それでまだ、団体の正体は掴めてないってわけね…にしても、自分の体にドクロ彫るなんてずいぶんイカレてるね。」
翔太「…大我。」
大我「ん？なに翔太。」
俺はまっすぐ大我の目を見る。
大我「…だいじょーぶ。俺は“また”犯人を殴り殺そうとしたりなんかしないよ。」
翔太「…」
大我「俺はもう改心してるの。改心した俺を信用してよ？せっかくの同期なんだからさ。…じゃ、貴重な情報ありがとう。じゃね」
大我は俺の肩を叩くと、資料室を出て行った。
翔太「……」
俺は静かに大我の後ろ姿を見つめ続けた。
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ゆーり(プロフ) - 続きがとても気になります！！更新待ってます！！ (2月3日 15時) (
レス) @page25 id: d33056d72c (このIDを非表示/違反報告)
にふらー__病み期突入(プロフ) - すのうHIINAさん» 悪女系大好きなんですよ(( こちらこそよろしくお願いします、!!!笑笑 (6月11日 0時) (レス) id: 0af72557f7 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - 未優さん» ありがとうございます！！悪女読んでいただいてたんですね！！すごく嬉しいです！！みっちーは結構重要キャラなので、ぜひ注目していただけると嬉しいです！！ (2023年4月6日 11時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - 桐山ななみさん» ありがとうございます！！頑張って更新しますので、どうぞこれからもよろしくお願いします！！ (2023年4月6日 11時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
すのうHIINA - にふらー__病み期突入さん» 笑笑 そんなに読んでいただいてるんですか！！めちゃくちゃ光栄です！！すごく褒めて頂けて……めちゃくちゃ嬉しいです！！これからもよろしくお願いします！！ (2023年4月6日 11時) (レス) id: 1662122533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すのうHIINA | 作成日時：2023年1月29日 9時
