4話 ページ44
貴方「うん……お腹空いてないから」
エルナ「えー、ダメだよぉちゃんと食べなきゃ！もう1週間以上になにも口にしてないんだよ？それに、これで最後の食事になるんだからさっ！食べなきゃ損損っ！」
貴方「最後じゃない」
強めに言い返してくるAに、エルナは目を見開く。
エルナ「え？」
貴方「最後なんかじゃない。きっと、ジンペイたちが助けに来てくれる」
エルナ「そんな無謀な願い、するだけムダだと思うけどなぁ」
貴方「私は、ジンペイたちを信じる」
真っ直ぐに自分を見つめてくるAに、エルナの顔は一瞬歪むが、すぐに元に戻る。
そしてAから目を反らし、黙々と食事を進めてるラントに声をかけた。
エルナ「毒が入ってるとか疑わないんだ？」
ラント「殺すとしたら、とっくに殺してるんじゃないか？
……ごちそうさま」
エルナの質問に対しラントは冷静に答えると、ナフキンで口元を拭って静かに言った。
エルナ「この状況で動じないってすごいねぇ」
感心の声を上げてまた肉を食べると、シノブにひそっと声をかけられる。
シノブ「エルナ様」
エルナ「ん？」
シノブ「Y学園側に、動きがありました」
貴方「！」
Aがわずかに反応する。
エルナ「ふ〰ん……まっ、処刑は予定通り行うしぃ……
エルナがじぃ〰〰っくり見届けるっ！」
エルナ「だから、面倒なコバエちゃん達のお相手は、
目線だけを暗い廊下に移し、そこに立っている者に命令した。
ベイダー「心得た。復讐のチャンスをくれて、感謝する……」
そう言いながらマントをバサッとひるがえし、背を向けて去った。
貴方/ラント「「………」」
聞き覚えのある声に、Aは眉尻を下げ、ラントは眉を顰めてベイダーの後ろの姿を睨んだ。
・
・
夕方になり、飛行船の文字は『残り 1時間45分』に。
Aとラントの処刑の時刻まで、刻一刻と時が進んでいた。
ゾウのようなロボットが荷物を運びながらキャッスルの通路を歩いてるその外れに、ジンペイたちはそれぞれのライトアーマースーツたちと待機していた。
ツトム『各自、状況を報告せよ』
ヘッドセットからツトムの声が上がる。
コマ「ホワイト小隊、キャッスルの西側、配置つきました！」
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楽しい - 続17の15話の最後らへんが何故こそまでになっています (2021年2月14日 9時) (
レス) id: ecd1e40978 (このIDを非表示/違反報告)
菊地原莉々(プロフ) - 僕は、絵は描けないんですけど、曲は（歌詞）をかけるので協力できるならさせてください！！ (2020年12月29日 15時) (レス) id: 392a95a3ae (このIDを非表示/違反報告)
アミーゴ．碧(プロフ) - 菊地原莉々さん» はいもうじゃんじゃんコメントしちゃってください。作者の生きる糧となりますんでね← (2020年12月29日 15時) (レス) id: 60d2358fb4 (このIDを非表示/違反報告)
菊地原莉々(プロフ) - ありがとうございます！！今度からコメントしたいと思います。 (2020年12月29日 15時) (レス) id: 392a95a3ae (このIDを非表示/違反報告)
アミーゴ．碧(プロフ) - みくさん» ただいまぁぁぁぁぁぁぁぁあ！！待たせちゃってごめんなさい(;_;) 喜んでもらえてこっちも嬉しいです(*'ω'*) これからもY学園終わるまで書き続けていきますよ(｀・ω・´) (2020年12月29日 15時) (レス) id: 60d2358fb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アミーゴ．碧 | 作成日時：2020年11月2日 18時
