16話 ページ37
その隙を逃さないモモンガーレディは、エルゼメキアを突き飛ばした。
エルゼ「きゃっ！」
素早く立ち上がり、数歩後ろに下がる。
そして「今だ！」と叫んでコマンドメダルをセットした。
アルティメット！
モモンガー「モモンガー……」
モモンガーレディの鋭利な爪がｷﾗﾝｯと光る。
モモンガー「スティンガー！！」
そして体を丸め、そのまま超高速回転でエルゼメキアに突進していく！
エルゼ「えぇ―――ッ！！？なになになに！？」
エルゼメキアは慌てふためきステッキを振り回す。
ﾄﾞｸﾝｯ
刹那、モモンガーレディの心臓が脈打つ。
モモンガー「ああっ…！」
モモンガーレディの動きがぴたりと止み、床に崩れ落ちた。
エルゼ「えっ、」
不可解に思うのも束の間、変身が解ける。
モモ「ももぉ〰〰……」
クウカ「ああっ……やっぱりウチじゃダメなの……？」
悲痛な声を上げ、弱々しくウォッチを見つめる。
＿＿＿これで完全に勝敗はついてしまった。
エルゼ「はい。残念でした〰！」
エルゼメキアも変身を解き、さっきとは全く逆の形勢でクウカに向かって言った。
エルナ「いくらアツい想いがあっても、
とことん絶望に打ちひしがれなさい！」
クウカ「……Aちゃん、、ラントくん………」
エルナの言葉により、クウカの心は酷くえぐられた。
涙が溢れて止まらない様子のクウカに、エルナは不愉快そうに眉を顰める。
エルナ「……っトルーパーちゃんたち！」
扉が開き、トルーパーたちが姿を現す。
エルナが他所を向いてるうちに、クウカはウォッチとUSBチップをモモの口の中に押し込んだ。
モモ「むぐぅ、」
クウカ「これを博野くんに渡して(小声)」
モモ「んがっ、」
モモは口をもごもごさせながらも急いで走り、イスの後ろに身を隠した。
エルナ「この子、牢獄に放り込んでおいて」
モモがイスの影に隠れてクウカを見た時には、トルーパーに連れて行かれる悲しそうな後ろ姿があった……
モモ「……」
ｷﾞｨｨ……ﾊﾞﾀﾝ、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 102人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
楽しい - 続17の15話の最後らへんが何故こそまでになっています (2021年2月14日 9時) (
レス) id: ecd1e40978 (このIDを非表示/違反報告)
菊地原莉々(プロフ) - 僕は、絵は描けないんですけど、曲は（歌詞）をかけるので協力できるならさせてください！！ (2020年12月29日 15時) (レス) id: 392a95a3ae (このIDを非表示/違反報告)
アミーゴ．碧(プロフ) - 菊地原莉々さん» はいもうじゃんじゃんコメントしちゃってください。作者の生きる糧となりますんでね← (2020年12月29日 15時) (レス) id: 60d2358fb4 (このIDを非表示/違反報告)
菊地原莉々(プロフ) - ありがとうございます！！今度からコメントしたいと思います。 (2020年12月29日 15時) (レス) id: 392a95a3ae (このIDを非表示/違反報告)
アミーゴ．碧(プロフ) - みくさん» ただいまぁぁぁぁぁぁぁぁあ！！待たせちゃってごめんなさい(;_;) 喜んでもらえてこっちも嬉しいです(*'ω'*) これからもY学園終わるまで書き続けていきますよ(｀・ω・´) (2020年12月29日 15時) (レス) id: 60d2358fb4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アミーゴ．碧 | 作成日時：2020年11月2日 18時
