12話 ページ33
クウカ「ウチがこのウォッチで変身するためには、あなたが必要なの！
モモ！」
いきなりお願いされた人物、モモは、丸い目を更に丸くして、短い腕を振り回してあわあわし出した。
モモ「ミー？！無理ですねぃ無理ですねぃ！ミーはなにも出来ないですねぃっ！;」
クウカ「あなたは元々自然界に生きる動物。
だから体の中にガイアエネルギーが存在するはずなの」
モモ「……;」
クウカ「お願い、力を貸して！」
ここまで食い気味に言われたら断ることなんて出来ない。
モモ「もへ……;」
しばらくして、科学実験棟の窓からクウカを背に乗せた大きなモモが「ももぉぉ〰〰〰んっ！」と飛び出してきた。
クウカはヘッドセットを通して、正義のハッカー研究会のラムたちと通信する。
クウカ「こちらクウカ。ラムちゃん、作戦開始よ！」
・
正義のハッカー研究会＿＿
ラム「おけ丸〜今どの辺？」
タイピングの手を休めずクウカに尋ねる。
クウカ『科学実験棟を出たところ。
キラボシキャッスルのネットワークの突破は？』
ラム「……予想通りセキュリティはガチレベルで最強だね」
アツゾコ「あれはヤバみ」
マツエク「信じらんね」
ヤマンバ「バケモンだ」
アツゾコ、マツエクに続き、ヤマンバもPCを操作しながら言う。
ラム「ネットワークを直接ハッキングするのは無理そうだから、プランBでいくよ」
クウカ『わかった、お願い』
ラム「外から電気を運ぶ送電システムをハッキングして、裏にある搬入ゲートを開けるから……
でも監視システムに見つかるまでの時間は、たったの
・
緊迫したラムの言葉を耳に、クウカはぼそっと呟いた。
クウカ「5秒か………
それだけあれば十分よ！」
少しして、大きな大きな星型の建物が見えてきた。
クウカ「キラボシキャッスルが見えてきた！」
モモ「すんごい建物ですねぃ……！」
モモが驚きの声を上げる。
クウカ「外周の森に着陸して！」
モモ「ガッテンですねぃ！！」
威勢のいい返事をし、モモはキラボシキャッスルに向かって下降した。
・
搬入口に付いたクウカとモモは、近くの茂みに身を隠す。
クウカは鋭い眼差しで搬入ゲートを見上げた。
クウカ「あれが搬入ゲート……
見張りがいなくなったところで一気に突っ走るよ(小声)」
モモ「分かったですねぃ！(小声)」
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楽しい - 続17の15話の最後らへんが何故こそまでになっています (2021年2月14日 9時) (
レス) id: ecd1e40978 (このIDを非表示/違反報告)
菊地原莉々(プロフ) - 僕は、絵は描けないんですけど、曲は（歌詞）をかけるので協力できるならさせてください！！ (2020年12月29日 15時) (レス) id: 392a95a3ae (このIDを非表示/違反報告)
アミーゴ．碧(プロフ) - 菊地原莉々さん» はいもうじゃんじゃんコメントしちゃってください。作者の生きる糧となりますんでね← (2020年12月29日 15時) (レス) id: 60d2358fb4 (このIDを非表示/違反報告)
菊地原莉々(プロフ) - ありがとうございます！！今度からコメントしたいと思います。 (2020年12月29日 15時) (レス) id: 392a95a3ae (このIDを非表示/違反報告)
アミーゴ．碧(プロフ) - みくさん» ただいまぁぁぁぁぁぁぁぁあ！！待たせちゃってごめんなさい(;_;) 喜んでもらえてこっちも嬉しいです(*'ω'*) これからもY学園終わるまで書き続けていきますよ(｀・ω・´) (2020年12月29日 15時) (レス) id: 60d2358fb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アミーゴ．碧 | 作成日時：2020年11月2日 18時
