13話 ページ5
クマ子『(やっぱりそうだ…
ラント君はウチとくっつくのがイヤなんだぁ……
じゃあ、Aちゃんもウチと近いのはイヤなのかな……)』
マイナス思考ばかり考えてしまう自分に嫌気がさした頃、ラントがボソッと声を上げる
ラント『…雨』
クマ子『…？』
ラント『上がりそうだな』
いつの間にか雨は止み、雲の隙間から光が漏れていた。
ラント『…ぁ、』
クマ子『うわぁ〜……！』
クマ子は感嘆の声を上げる
空には、大きな弧を描いた虹が2つかかっていたのだ。
ラント『ダブルレインボー…幸せを運ぶと言われている虹だ。
見るのは、初めてだな……』
・
・
クウカ「はぁ……(おんなじ事すれば、伝わるかな…？)」
クウカは目尻でラントの様子を窺うと、小さくため息を吐いた。
そしてキョロキョロと辺りを見回してあの時と同じ葉っぱを探す。
クウカ「(あっ…あった！)」
目の前の園芸部の畑に、そっくりの葉っぱが生えていたのを見つけた！
クウカはパッと笑顔になって2人の方を振り返る
クウカ「2人とも！」
ラントは無言で自身の懐に手を入れ、折り畳み傘を取り出した。
クウカ「…傘…持ってたんだ…」
ラント「嗚呼、1本しか無いが。それに、Aも寒そうだしな」
そう言って先程からずっと無言のAを見つめる
クウカ「Aちゃん、大丈夫？」
貴方「あ…大丈夫……っくしゅっ…」
そう言いつつもくしゃみを連発しているので説得力はないが。
ラント「こんなところで無駄足してる暇はない。
早く行くぞ」
3人は1本しかない傘にかなり詰めて入り、倉庫の屋根を後にした。
・
ただ今クウカの心拍数爆上がり中……
クウカ「(うぅ〰……き…緊張する…！///)」
Aとラントがクウカを挟んでいる状態だからだ。
クウカ「(これぞまさに両手に花……///)」←
クウカがそんな事を考えて浮かれていると、ふっ、と何かに気付いた
クウカ「(違う…全然違う…!!あの時と違って、ラント君すごく近い…
これって、今の姿なら傍にいてもいいって事だよね……？
嬉しい事、だよね……？
逆に、Aちゃんはウチと距離取ってるから肩が濡れちゃってる……
なんだか胸が痛いよ……ラント君、Aちゃん………)」
クウカは鈍く痛む胸を、服越しからキツく握り締めた。
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アミーゴ．碧(プロフ) - キラキラの子供さん» 初コメありがとうございますですねぃ！！((( あ…愛読！？！？愛読なんて言ってくださるのあなたが初めてですよ？？？() 読書感想文？？是非是非書いt(((強制退場 続き楽しみにしててください！！ (2020年8月10日 23時) (
レス) id: 60d2358fb4 (このIDを非表示/違反報告)
キラキラの子供 - 初コメ？失礼しますですねぃ！←いつも楽しく愛読させてもらってます！いっそのことこれ読書感想文として書いて学校に提出しよう((殴 続き楽しみにしてます！ (2020年8月10日 19時) (レス) id: c08226dfca (このIDを非表示/違反報告)
アミーゴ．碧(プロフ) - 妖狐さん» うはぁぁ…ありがとうございます、妖狐さん…！！毎日！？！見て頂いてるんですか！！？！光栄です、これからも頑張って更新します！！ (2020年8月10日 18時) (レス) id: 60d2358fb4 (このIDを非表示/違反報告)
妖狐(プロフ) - 初コメです！毎日この作品を拝見してます！更新頑張ってください！ (2020年8月10日 18時) (レス) id: 9d9b92a8ce (このIDを非表示/違反報告)
アミーゴ．碧(プロフ) - 妖精・ナルルさん» おお！ナルルさん！！ご無沙汰しておりますm(_ _"m) そうそうそう！！早く『コマ君の母ちゃんがやって来た！』が描きたくて仕方ない…！！これからもファイトして頑張ります！！ (2020年8月10日 17時) (レス) id: 60d2358fb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アミーゴ．碧 | 作成日時：2020年7月30日 19時
