19話 ページ11
屋上___
ラント「エイリアンを吸い出すというその装置……
偶然拾ったものだと言うのは、本当か?」
クウカ「うん。…そしてこれは、何故か私にしか扱えないの」
貴方「クウカちゃんにしか…?」
クウカ「ええ」
Aとラントはジッとクウカを見つめる
クウカ「あのね、」
「「ん?」」
クウカ「私もエイリアンを倒したい!」
貴方「えっ?」
Aは目を丸くして驚く。
ラント「何故だ?」
クウカ「……今はまだ言えない。
…でもお願い!私を生徒会に入れて!」
クウカの表情は、真剣そのものだ。
Aはクウカを暫しの間 見つめると、ラントに声をかける
貴方「…良いんじゃないかな?クウカちゃんは、絶対に頑張ってくれるよ。
それに、1人でも仲間が増えたら心強いしね」
クウカ「Aちゃん…!」
ラント「…分かった」
ラントは目を閉じて了承した。
ラント「だが、さっきのように1人で行動はするな」
クウカ「うん!……あっ…」
その時、今まで雲で覆われていた空から、眩しい光が差し込んできた
そこには、とっても綺麗な虹が2つ…かかっていた
貴方「うわぁ〜…!」
クウカ「ダブルレインボー…」
2人は目を開いて空を眺める
クウカ「(昔、一緒に見たよね…?
ラント君はそんな思い出、もう忘れてるだろうけど……
それでもいい。どんな姿でも、どんな形でも…ウチはラント君の傍にいて、一緒に戦うよ。
勿論、Aちゃんとだって…!)」
ふわりと風が吹き、Aとクウカの髪を微かに揺らす。
貴方「……クウカちゃん…?」
クウカ「(幸せを呼ぶ虹……
あなたはあの時も今も、何も運んで来てくれなかった。
でもウチ…自分の幸せは、自分で呼び込むよ……!)」
ラント「ダブルレインボーか……
昔と変わらない美しさだったな…」
ラントは意味深に小さく零すと、階段を下りる
クウカ「…あっ!ラント君!待って〜!
ほら、Aちゃんも行こう!」
貴方「うわぁっ!」
クウカはAの腕を掴み、慌ててラントの後を追いかけた。
貴方「(クウカちゃん、なんかすごく嬉しそう……)」
Aはクウカの幸せそうな横顔を見て、クスリと笑みを零した
82人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アミーゴ.碧(プロフ) - キラキラの子供さん» 初コメありがとうございますですねぃ!!((( あ…愛読!?!?愛読なんて言ってくださるのあなたが初めてですよ???() 読書感想文??是非是非書いt(((強制退場 続き楽しみにしててください!! (2020年8月10日 23時) (レス) id: 60d2358fb4 (このIDを非表示/違反報告)
キラキラの子供 - 初コメ?失礼しますですねぃ!←いつも楽しく愛読させてもらってます!いっそのことこれ読書感想文として書いて学校に提出しよう((殴 続き楽しみにしてます! (2020年8月10日 19時) (レス) id: c08226dfca (このIDを非表示/違反報告)
アミーゴ.碧(プロフ) - 妖狐さん» うはぁぁ…ありがとうございます、妖狐さん…!!毎日!?!見て頂いてるんですか!!?!光栄です、これからも頑張って更新します!! (2020年8月10日 18時) (レス) id: 60d2358fb4 (このIDを非表示/違反報告)
妖狐(プロフ) - 初コメです!毎日この作品を拝見してます!更新頑張ってください! (2020年8月10日 18時) (レス) id: 9d9b92a8ce (このIDを非表示/違反報告)
アミーゴ.碧(プロフ) - 妖精・ナルルさん» おお!ナルルさん!!ご無沙汰しておりますm(_ _"m) そうそうそう!!早く『コマ君の母ちゃんがやって来た!』が描きたくて仕方ない…!!これからもファイトして頑張ります!! (2020年8月10日 17時) (レス) id: 60d2358fb4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アミーゴ.碧 | 作成日時:2020年7月30日 19時